ウクライナ-港湾状況にご注意ください(その5)
ウクライナとロシアに関する最新のアップデート情報をお知らせいたします。これまでの情報につきましては2022年3月15日付Japan P&I News No.1156をご参照ください。
ウクライナ:
ウクライナでは、引き続き戒厳令と夜間外出禁止令が発令されており、すべての港は出入港もできません。Odessa、Ochakov、Chernomorsk、Yuzhnyyの各港付近の海上に敷設されている機雷が漂流する可能性もあります。
ロシア:
ロシアの各港は通常運行ですが、現地コレスポンデンツは、アゾフ海・黒海の北東海域・Crimea Bridge付近が航行禁止地域となったと伝えています。
EU議会は最終寄港地または次の寄港地がロシアの船舶がEUの各港に入港する場合はこれを拒否するよう求める決議を採択していますが、EU委員会はまだこの決議を承認していません。進展について注意が必要です。
米国、EU、英国は複数のロシアの銀行を制裁対象としています。また、これらの国々は特定の品目についても販売、供給、譲渡または輸出を規制しています。EUの制裁に関しては、2022年3月18日付Japan P&I News No.1157をご参照ください。
当該地域へ寄港中、もしくは寄港を予定している船舶は最大の注意を払ってください。
現地の状況変化は予測困難です。当組合でも最新情報が入りましたら適宜ご案内します。同港に入港予定がある場合は、常に現地代理店に最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。