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ウクライナ-港湾状況にご注意ください(その3)

2022/03/08 No.1155

ウクライナとロシアに関する最新のアップデートをお知らせいたします。これまでの情報につきましては202232日付Japan P&I News No.1151をご参照ください。

 

ウクライナ:

ウクライナでは、引き続き戒厳令と夜間外出禁止令が発令されており、すべての港で荷役ができない状況が続いています。ロシア海軍の砲撃が商船を巻き添えにしたとの報告もあります。

 

ロシア:

ロシアの各港は通常運行ですが、アゾフ海は封鎖されています。また、アゾフ海および黒海の北東海域は危険地域と現地コレスポンデンツが注意喚起をしています。Crimea Bridge付近は閉鎖されるという情報もあります。制裁ではありませんが、EU議会は、必要かつ正当な人道的理由のある場合を除き、最終寄港地または次の寄港地がロシアの船舶のEUの各港への入港を拒否することを求める決議を採択しましたので、進展について注意が必要です。

 

ロシアへの国際フライトは制限されています。また、英国はロシア籍・所有・運行・用船の船舶の入港を禁止しています。

 

米国、EU、英国は複数のロシアの銀行を制裁対象としています。また、これらの国々は特定の品目についても販売、供給、譲渡または輸出を規制しています。EUの制裁に関しては、202234日付Japan P&I News No.1152およびNo.1153もそれぞれご参照ください。

 

当該地域へ寄港中、もしくは寄港を予定している船舶は最大の注意を払ってください。

 

現地の状況変化は予測困難です。当組合でも最新情報が入りましたら適宜ご案内します。同港に入港予定がある場合は、常に現地代理店に最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。