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西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行について(その15)

2014/09/16 No.693
  • 外航
当組合コレスポンデンツEltvedt & O’Sullivanより西アフリカ諸国の状況に関する続報を受領しましたので当組合による試訳とともにご参考に供します。

試 訳


EBOLA VIRUS – Update 5 (12 September 2014)

前回お伝えした通り、エボラウィルスに関する西アフリカ諸国の状況は不安定であり日々変化しています。

前回の案内に続き、TCI Africaの西アフリカ事務所のネットワークを通じて収集した最新情報を以下の通りご案内致します。

SIERRA LEONE
Sierra Leone政府は、エボラウィルスの感染拡大を防ぐとともに感染が疑われる者がいないかどうか一軒一軒調査するため、2014年9月19日から21日までの3日間の外出禁止を決定しました。当該期間中は軍が監視し、自宅から出ることが禁止されます。同期間中は必然的に港湾も閉鎖されます。従って、当該期間中に寄港する船舶は陸上作業員が不在のため待機せざるを得なくなります。

SENEGAL
保健省は2014年9月10日にDakarで入院していた患者(ギニア人)は回復したと発表しました。現在、同国での感染ケースはありません。

NIGERIA
2014年9月10日に保健大臣より同国におけるエボラウィルスの状況に関し発表がありました。それによると、9月10日時点、同国での感染者は19名(Lagos 15件、Port Harcourt 4件)で、その内7名(Lagos 5名、Port Harcourt 2名)が死亡、12名が回復したとのことです。

発表によると、現在同国での感染ケースはないとされています。但し、感染が疑われるケースが同国南西部のIle-Ifeで確認されており、隔離され検査されています。また、Lagosでは16名が引き続き隔離中です。



エボラウィルスに関する状況は日々変化していますので、寄港前に現地代理店に確認し最新情報を入手して下さい。