ベネズエラ-大雨による影響
ベネズエラのコレスポンデンツVENEPANDIから以下の情報を入手しましたので、ご参考に供します。
ベネズエラ国立気象学研究所(INAMEH)によれば、ベネズエラの海事セクターはラニーニャ現象がもたらす平均を超える雨量と熱帯低気圧(現地名:サイクロン)シーズンの到来により、喫水が制限されるおそれがあります。
6月1日から、熱帯低気圧のシーズンが到来します。この季節の環境は船舶の通航に影響をもたらす強い風やうねりといった厳しいもので、これにより喫水が浅くなり、船舶の安全運航が妨げられる可能性があります。
ラニーニャ現象により、ベネズエラの降雨量はすでに平均値を超えています。急な大雨で川の流れが多くなると川底に堆積物が沈殿し、喫水が急激に浅くなります。特に、ボリバル州内のオリノコ川沿いではこの傾向が見られます。これは荷役の妨げとなり、ベネズエラの港で大型船を受け入れる能力に影響を与えるものです。
ベネズエラおよび周辺国への寄港予定がある場合は、これらの点に十分ご注意願います。
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