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第617回理事会結果のご報告

2023/06/14 第23-002号

組合員各位


2023年6月14日に当組合の第617回理事会が開催されました。下記のとおり主要な決議内容をご報告申し上げます。

 


  1. 第73期組合員通常総会招集の件

  2. 第73期組合員通常総会を2023年7月19日(水)16時00分より海運クラブ(東京都千代田区)において開催することが決議されました。


  3. 第73期組合員通常総会に付議すべき議案決定の件

    以下の議案を総会に付議することが決議されました。

     

    報告事項:

    第73期(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)事業報告の内容報告の件

    決議事項:

    第1号議案 第73期(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案承認の件
    第2号議案 定款及び事業方法書記載事項一部変更の件
    第3号議案 役員選任の件
    第4号議案 退任役員に対する慰労金贈呈の件
    第5号議案 常務を執行する理事に対する報酬枠改定の件
    第6号議案 本総会決議事項の取扱いに関する理事会への権限付与の件

     

    総会の各議案の内容につきましては、組合員各位に別途郵送される第73期組合員通常総会招集のご通知および同封の資料をご高覧くださいますようお願い申し上げます。

     

    なお、総会決議を予定しております2022年度(第73期)決算案について簡単にご説明いたします。

     

    当期は、財務基盤安定のため自己資本の強化と収支改善を図ることを最優先課題として取り組みました。2021年度決算での損失計上により減少したリザーブを回復させることが急務であったことから、2022年度財務基盤安定化計画を策定し、自己資本強化策として2020保険年度と2021保険年度で各25%の予定外追加保険料を徴収する一方、収支改善策として外航船保険、用船者責任保険特約およびFD&D特約での10%のジェネラル・インクリースを実施すると共に内航船保険では保険成績に応じて全体で15%の保険料値上げを行いました。

     

    その結果、正味収入保険料は前期より135.0億円増加し303.1億円、資産運用収益は前期比1.1億円減の32.9億円、正味支払保険金は新型コロナウイルス感染クレームが落ち着きを見せたことから、前期より22.9億円減の153.4億円となりました。また、支払備金繰入額は前期比31.3億円増の44.2億円を計上しました。

     

    以上の結果、当期純剰余46.4億円を計上し、リザーブ金額は前期比53.2億円増の274.4億円となりました。

     

    2023年度経営計画では、定款に掲げた運営理念である「船主責任保険の提供を通じて、組合員の利益の保護と組合の健全な発展を図るとともに、海運業ならびに海上関連事業の経営安定の確保および向上に貢献する」ことを念頭に、コンプライアンスの徹底とSDGsを意識したサステナブルな事業推進を経営の最重点項目と定め、①高品質な保険サービスを提供し、②強固な財務体質を有し、③安定した運営の下で、④良質な組合員の支持を得ることで、「よい組合を創る」ことを目指していきます。

     

    皆さまからより一層最初に選んでいただけるクラブとなるよう、更なるサービス向上に努めてまいりますので、組合員の皆さまにおかれましては、引き続き安全運航による事故防止・軽減にご尽力いただくとともに、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

以上

日本船主責任相互保険組合

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