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アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター (ReCAAP ISC) 2016年年次報告書について

2017/02/01 No.872
  • 外航

アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター(ReCAAP ISC)が2016年の年次報告書を発行しましたので、ReCAAPISCのウェブサイトwww.recaap.orgをご参照ください。

 

同報告書によれば、2016年におけるアジア地域での海賊行為は85件報告されており、2015年の203件に比し58%減少しているとのことです。特にマラッカ・シンガポール海峡での減少が目立ち、2015年に104件報告された海賊行為が2016年には2件に留まりました。しかし、2016年12月7日付Japan P&I News No.861でご案内のとおり、スル海、セレベス海やサバ東部海域での乗組員の誘拐を伴う事件は増加しており、油断出来ない状況です。ReCAAP ISCは船長及び乗組員に対し、警戒強化に努めることを強く推奨しています。