バウスラスターに麻薬!
2006/07/18 No.535
- 外航
バルバドスのコレポンCariconsult International Limitedから、麻薬密輸に関する情報を入手いたしましたので、添付のとおりご案内申し上げます。近頃、カリブ諸国で麻薬入りの容器を船舶のバウスラスターに取り付けて密輸しようとするケースが増えています。麻薬の密輸に関し、ほとんどのカリブ諸国は厳格責任主義を取っており、本船から麻薬が発見された場合、管轄地によって異なりますが、本船の拘留または没収、多額の罰金、船長の禁錮などの可能性があります。最近、船長が警察に連行され、早く解放されたい一心で法的助言を受けずに供述書に署名してしまったケースがありました。船長の供述は、刑事訴追するかどうかの判断材料となりますので注意が必要です。取調や書類への署名を求められたら、当局への協力姿勢は保ちつつも、すぐに最寄の当組合コレポンまでご連絡下さい。