IGの安全推進動画(第2弾)-係留作業中の死傷事故防止策
船員や陸上職員が係留作業中に負傷・死亡する事故は後を絶ちません。国際P&Iグループ(IG)のクラブは、2021年までの5年の間に、係留作業中に858名が負傷し31名が死亡したとの報告を受けました。ISMコード、商船船員のための安全作業実務コード(COSWP)、石油会社国際海事評議会(OCIMF)の係留装置ガイドラインは、いずれも係留作業の技術的な側面に取り組む際に有用な指針です。
このたびIGは、係留作業中の死傷事故について、安全推進動画を制作しました。この動画では、係留作業前および係留作業中に気を付けるべき人的要因や人間のパフォーマンスに影響を与えるような状況に焦点を当てています。
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本動画は、以下の6つのテーマで構成されており、全テーマに共通して"Stop, Think, Stay Alive"というメッセージが込められています。
- 「作業とリスクを理解する」
- 「時間的プレッシャー」
- 「リスクを常に意識する」
- 「作業を急ぐ」
- 「船長の権限を行使する」
- 「疑問があれば提起する」
皆さまの船舶でこのような状況が起こらないようにするためには、どうしたらよいでしょうか。動画およびガイダンスノートは、こちらから閲覧・ダウンロードいただけます。
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