米国-アジア型マイマイガ(Asian Gypsy Moth)-ボルチモアCBPが4隻の自動車船でAGMの卵塊を検出
米国の国土安全保障省税関・国境取締局(Customs and Border Protection, the Department of Homeland Security: CBP)によれば、アジア型マイマイガ(Asian Gypsy Moth: AGM)の発生時期を迎え、6~7月に日本および韓国を出港し、8~9月にボルチモアに入港した4隻の自動車専用船からAGMの卵塊がボルチモアCBPの検疫により発見されたとのことです。
また、穀物に深刻な被害を及ぼす南アジア・東南アジア原産のヒメアカカツオブシムシについても、8月にナイジェリアで積まれたコンテナから幼虫と脱皮した抜け殻が発見されたとのことです。
AGMについては毎年、米国農務省およびカナダ食品検査庁が合同で駆除対策の指示を発表しています。当組合でもその指示を踏まえた注意報を2020年1月28日付Japan P&I News No.1059でご案内していますのでご参照ください。
AGM飛翔シーズン中に東アジアのAGM発生地域(極東ロシア、日本、韓国および中国北部)を航行し北米へ入港予定の船舶は、AGM不在証明書の取得と本船独自での検査を徹底するよう改めてご注意ください。
本船のご安航をお祈りいたします。
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