ニュース

天津-倉庫での爆発

2015/08/14 No.756
  • 外航

中国のコレスポンデンツHuatai Insurance Agency & Consultant Service Ltd, Tianjin Branchより、Tianjinの倉庫での爆発事故に関して以下の情報を受領しましたのでご案内申し上げます。

 

爆発は、Tianjin港国際物流センター内に位置するターミナルから3マイル程度の距離にあるRuihai International Logistics Company危険貨物倉庫内で発生しました。2015年8月12日22:50頃、コンテナ倉庫で火災が発生し、その後間もなく倉庫全域で最初の爆発が起こり、さらに複数の危険物貨物コンテナ倉庫を含むエリアで爆発が発生しました。かなりの設備の損傷と多数の負傷者の発生が報道されています。現在も完全に鎮火していません。

 

船舶動向

爆発直後の2015年8月13日01:00に港湾当局は船舶の移動及び港湾活動を全て停止しました。同日07:00に港湾活動の完全規制は解除されましたが、現在のところタンカー及び油供給船の移動は全て依然として全ターミナルで禁止されています。Tangguにある主要なコンテナターミナルであるNorth Port Terminalでは現在のところ船舶の出港のみが認められ、入港は受け付けていません。

 

港湾状況

港湾当局によると、Huisheng Terminal及びTJ Port Pacific Int’l CT Coを除き、ほとんどのターミナルで積/揚荷役は影響を受けていません。前記2つのターミナルは爆発現場に近く(3.1マイル及び6.1マイル)、そのため比較的大きな損傷を被っています。爆発現場に近いことから、同2ターミナル周辺は一時的に通行止めとなっており、爆発による煙塵により大気が汚染されています。

 

船舶損傷

Tianjin MSAによると、同港にいた船舶への大きな損傷は報告されていません。但し、Huishengターミナル等の爆発現場に近いターミナルにいた船舶の中にはガラスが割れる等の軽微な損傷を被ったものがあるようです。

 

Tianjinに寄港する場合には現地代理店に最新情報をご確認下さい。