【訂正】ウクライナ-バラスト水検査に関する問題の進展 (注意喚起)
※赤字部分を訂正して再度、ご案内いたします。
ウクライナにおける環境保護当局検査官によるバラスト水検査に関する問題について、現地コレスポンデンツ Dias Marine Consulting p.c.より、再度の注意喚起がありましたのでご案内申し上げます。
前回、2018年3月8日付Japan P&I News No.948にてお知らせしたとおり、検査官によるサンプル取得の根拠となる規則が 2017年に復活し、実際の運用が開始されました。
注意点
- 検査官は分析のためバラスト水サンプルを取得する権利を有する
- 本船側が検査を妨害した場合、検査官が非常に攻撃的になることがある
- 規則変更を知らない船長が検査官ともめて莫大な罰金を課せられた事例が複数ある
- トラブルや過度な罰金を避けるため、検査官のサンプル取得を妨げない
アドバイス
- サンプルがタンクのパイプラインでなく、タンク自体から取られるように確認する
- 黒海進入後にバラスト水の張替えを行う
- 錆や汚れを防ぐためバラストタンクの整備を行うべきだが、塗りたてのタンクペイントも分析に悪影響を及ぼす
- 不当な罰金を受けた場合、最善の防衛は本船出帆後に反訴することで、勝訴し、罰金の返還を受け、検査官の野放図な検査を抑制できる可能性がある
同国への寄港を予定されている本船におかれては、添付サーキュラーを参照し、また現地代理店に最新の情報をご確認ください。
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