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麦角菌に感染した小麦の輸入を禁止するエジプト当局のガイドラインについて

2016/09/20 No.847
  • 外航
エジプトのコレスポンデンツMiddle East Survey & Control Office (MESCO)より、麦角菌(Ergot Fungus)に感染した小麦の輸入に関するエジプト当局のガイドラインが2016年8月22日付で変更になったとの情報を受領しました。添付サーキュラーをご参照ください。

麦角菌に感染した小麦の輸入禁止を厳格化するガイドラインの変更に加え、貨物である穀物のスペックが許容範囲内でないとして、最近貨物の揚荷が禁止されるケースが散見されるとのことです。
このようなトラブルは運送契約上の問題ではなく売買契約上の問題であり、船主には無関係のものであるものの、巻き込まれることにより本船の遅延が発生するおそれがあります。このため、貨物の品質に起因して当局に揚荷が拒否された場合でも、本船はオンハイヤーが継続し、またそれによって生じたいかなる費用も傭船者の負担とすることを定期傭船契約に規定しておくことがMESCOより提案されております。