ブラジル-Maritime Traffic Information System (SISTRAM) について
ブラジルのコレスポンデンツBrazil P&Iより、ブラジル水域で適用される新たな船舶動静通告システムについて情報を入手しましたのでご案内申し上げます。
新システムはSOLAS条約等で求められている要求/推奨を充たすべく作られたもので、特定エリアにおける船舶の動静を管理することで緊急事態において速やかに救助等を行えるようにすることを目的としています。
ブラジル船社の用船ではない外国籍船は、ブラジル管轄水域(沿岸から200海里)を航行する間そのルート並びに発生した事故について通報を勧告され、ブラジル領海(沿岸から12海里)を航行する間はそのルート並びに発生した事故について通報を義務付けられます。
一方、ブラジル籍船並びにブラジルの船社に用船されている船舶は、世界中どこを航行する場合でもルート並びに発生した事故について通報を義務付けられます。
但し、通報義務違反による罰則は規定されていません。
なお、本システムは本年10月15日より稼働する予定でしたが、延期されており、現在は早くても2014年1月15日からの稼働となる見込みです。
システムや通報フォームについての詳細はBrazilian Naval Command of Maritime Traffic Control発行の添付Maritime Traffic Information Systemをご参照下さい。
情報提供
Brazil P&I
Club Correspondents
Santos, Brazil
Tel: +55 13 2102 1650
Fax: +55 13 2102 1660
E-mail: mail@brazilpandi.com.br/ Mauro@brazilpandi.com.br
PIC: Mauro Sammarco