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OPA90改正−責任制限額の引き上げについて

2009/07/29 第09-007号
  • 外航
首題に関し、特別回報第06-004号「OPA90改正−責任制限額の引き上げについて」をご参照下さい。1990年米国油濁法(OPA90)上の責任制限額は、消費者物価指数(CPI)の上昇を反映させるために、少なくとも3年毎に調整されますが、USCGは2009年7月1日に責任制限額の引上げを発表し、2009年7月31日から適用となりますので、下記のとおりご案内申し上げます。

<OPA90責任制限額新旧比較表>
a)3,000トン超のタンカー:
・シングルハル(*)

1総トン当りUS$3,000、又は
US$22,000,000のいずれか大きい額

・ダブルハル
1総トン当りUS$1,900、又は
US$16,000,000のいずれか大きい額
a)3,000トン超のタンカー:
・シングルハル(*)

1総トン当りUS$3,200、又は
US$23,496,000のいずれか大きい額

・ダブルハル
1総トン当りUS$2,000、又は
US$17,088,000のいずれか大きい額
b)3,000トン以下のタンカー:
・シングルハル(*)
1総トン当りUS$3,000、又は
US$6,000,000のいずれか大きい額

・ダブルハル
1総トン当りUS$1,900、又は
US$4,000,000のいずれか大きい額
b)3,000トン以下のタンカー:
・シングルハル(*)
1総トン当りUS$3,200、又は
US$6,408,000のいずれか大きい額

・ダブルハル
1総トン当りUS$2,000、又は
US$4,272,000のいずれか大きい額
c)その他の船舶:
1総トン当りUS$950、又は
US$800,000のいずれか大きい額  
c)その他の船舶:
総トン当りUS$1,000、又は
US$854,400のいずれか大きい額

(*)ダブルサイド若しくはダブルボトムのいずれか一方のみを装備したタンカーを含む。 なお、賠償資力証明書(COFR)につきましては、OPA90の責任制限が改定された後90日以内に、新しい責任限度額と同等もしくはそれ以上の金額の賠償資力証明を備える必要があります。