米国、カナダ-アジア型マイマイガ(Asian Gypsy Moth)注意報-2021年飛翔シーズン
アジア型マイマイガ(Asian Gypsy Moth: AGM)の発生時期を控え、今年も米国農務省およびカナダ食品検査庁から合同で駆除対策の指示が発表されました。
AGM飛翔期間中に東アジアのAGM発生地域(極東ロシア、日本、韓国および中国北部)に寄港した船舶が米国およびカナダへ入港する場合、AGM の検査および取り締まりの対象となります。
2019年、2020年はAGMが大量発生し、北米に入港した非常に多くの船舶でAGMの卵塊が発見されました。該当地域を航行し北米へ入港予定の船舶は、AGM不在証明書の取得と本船クルーによる自主検査実施を徹底するよう改めてご留意ください。
2020年9月23日付JAPAN P&I NEWS No.1092では、ボルチモアに入港した4隻の自動車専用船からAGMの卵塊がボルチモアCBPの検疫により発見された件について注意喚起していますのでご参考にしてください。
米国、カナダの他、チリ、ニュージーランドおよびアルゼンチン(アルゼンチンは、2021年4月12日からAGM新規制が施行予定)もAGM規制国であり、同様の対応が要求されますのでご注意ください。豪州はAGM規制国ではありませんが、試験的な位置づけでAGM関連の船舶検査を実施していますので、入港前には本船クルーによる自主検査実施をお勧めします。
なお、添付の米国農務省およびカナダ食品検査庁からの通達(2021年2月発行)について、和文仮訳が必要な場合は、本ニュース掲載ページの右下にある「この記事に関するお問合せはこちら」からご連絡ください。
本船のご安航をお祈りいたします。
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