貨物固縛に関する安全対策について
オーストラリア海上安全局(Australian Maritime Safety Authority: AMSA)から、貨物固縛に関する安全対策についてのサーキュラーを入手しましたので、ご案内します。
不適切な貨物の積み付けや固縛は、人命や環境、船舶・貨物に深刻な影響を与えるだけでなく、重大事故や環境汚染、さらには海運業界の評判への損害にもつながる可能性があります。
AMSAのサーキュラーでは、実際に発生したコンテナ流出事故を紹介するとともに、その原因として固縛装置の腐食やメンテナンス不足、積み付け計画や訓練の不備が挙げられています。また、これらの事例を通して、SOLAS条約や船舶ごとのCargo Securing Manualに従った積み付けと固縛の徹底が必要であることを強調しています。さらに、具体的な安全対策として、固縛装置の維持・点検、乗組員への手順周知と訓練、気象・海象への備えなどが示されています。これらを確実に実施することが、貨物の流出防止と安全確保につながります。詳細については、添付資料をご確認ください。
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