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台湾-入港時における中国、香港、マカオとつながりのある特定の船舶に対する新たな要件

2025/09/09 No.1326

台湾のコレスポンデンツTaiwan Maritime Services Ltd.から、台湾への入港時における中国本土(以下「中国」)、香港、マカオとつながりのある特定の船舶に対する新たな要件についての情報を入手しましたのでご案内します。

 

2025年3月31日以降、中国、香港、またはマカオに関連する船舶は、台湾への直接運航許可(direct voyage permits)または事業登録を申請する際に国家安全保障の審査対象になっています。

 

審査対象

中国、香港、マカオに関連する船舶のうち、以下の船舶が審査対象となります。


  1. サブスタンダード船:国際条約の基準を満たさない船舶(船籍がカメルーン、タンザニア、モンゴル、トーゴ、シエラレオネなどでみられる

  2. 特定の種類の船舶:Ro-Ro船、半潜水艇、プラットフォーム船、重量物運搬船、クレーン船、石油タンカー、プロダクトタンカー、LPG船など

※ 中国、香港、またはマカオに関連する船舶とは、中国籍、香港籍の船舶だけでなく、所有者または運送人がこれらの法域に登録されている外国船籍も含まれます。また、当局が評価した結果、これらの地域で建造された船舶、またはこれらの地域への資本・所有権のつながりを持つ船舶も審査対象となります。

 

審査プロセスなどの詳細については、添付のTaiwan Maritime Services Ltd.のサーキュラーをご参照ください。