中国-Guangzhou(広州)Guishan錨地における衝突防止のための注意喚起
中国のコレスポンデンツOasis P&I Services Company Limitedから、中国Guangzhou(広州)のGuishan錨地における注意喚起に関する情報を入手しましたので、添付のとおりご案内します。
洪水や台風の季節が近づくと、Guishan錨地とPearl River河口付近の海域では、海流と風が激化します。最近、この海域ではさまざまな原因によって船舶の衝突事故が増加しているとのことです。
Guishan錨地とその周辺海域における注意事項
- Guishan錨地とその周辺海域は、船舶がPearl River河口を航行する際に合流する海域です。18GS錨地と17GS錨地はどちらも多くの船舶が停泊し混雑しているため、航行スペースが限られ操船が困難になります。
- 18GSと17GS錨地の間の水域は船舶が加速・減速に加えて水先人が乗降する地点でもあるため、言語の壁などにより船舶間の意思疎通がうまくいかない場合に衝突リスクが高まります。
- Pearl River河口内の異なる港に向かう船舶が混在し、急な航路変更などもあるため、複雑な航行状況となります。
- 18GS錨地に停泊している船舶は比較的大型のものが多く、夜間の灯火とGuishan島の夜の観光照明が混在し、船舶の見張りに混乱をもたらす可能性があります。
安全のため、状況を十分に把握できない場合は早期に減速するようにしてください。錨地に停泊する際は見張りを強化し、潮流の変化に注意して、緊急時に備えてください。VHFで他船と相互に連絡をとり、言語によるコミュニケーションが確立できない場合には、汽笛で注意を促すか、VHF08/09または電話+86 12395でGuangzhou VTSに支援を求めてください。