エジプトのコレスポンデンツEldib Pandiから掲題に関する情報を入手しましたので、ご参考に供します。

積荷の不足はよく発生するクレームの一つです。ドラフト（喫水）の測定と排水量の計算が、積荷の数量を確認するために通常行われている手法です。

ドラフトサーベイは非常に専門的な性質のもので、計算ミスは測定に影響を与え、本来存在しない荷不足クレームを生じさせることになります。

荷不足クレームを回避するために、以下の点にご注意ください。

• 海水の密度は重要な計算の指標ですが、しばしば誤ってサンプルが海面の表層から採取されてしまい、誤った密度計算により荷不足に繋がります。正しい海水の密度を測定するためには、本船喫水の半分の位置でサンプルを採取しなければなりません。つまり、喫水が12メートルの場合、サンプルは水面から6メートルの位置で採取します。

• 液体比重計（Hydrometer）が正しく動作していることを確認するために、真水で調整する必要があります。

これらの点は非常に複雑で専門的ですが、潜在的リスクを回避するために留意しておくことが推奨されます。