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プエルトリコ-密航者に注意

2023/05/10 No.1223

プエルトリコのコレスポンデンツJiménez, Graffam & Lausellから以下の情報を入手しましたので、ご参考に供します。

 

ドミニカ共和国とプエルトリコ間の航路において密航者の案件が増加していて、とりわけ、ばら積み船で多く見られます。米国の移民当局はドミニカ共和国からの密航者を迅速に送還する傾向があり、拘置から24時間以内に対応が行われます。

 

密航者案件では、送還等で発生した費用は船主やオペレーターが負担することになります。プエルトリコ特有の事情として、同地は米国の管轄領のため、米国当局は入国した密航者一人あたりUSD6,215.00の過怠金を科す場合があります。最近、ドミニカ共和国とプエルトリコ間の航路で11名の密航者が発見された件でも、この過怠金が科されたとの報告があります。

 

密航者に関する過怠金を科されないためには、船主やオペレーターはできる限り最大の注意を払って予防策を講じなければなりません。予防策としては、以下のような例が挙げられます。

 

  • 出港地の港湾当局が出港前に検査を実施している場合、検査証を保持すること

 

  • 出港の時点で本船のセキュリティプランを作り、訓練された船員による本船の調査を定期的に行うこと。特に、プエルトリコを出発、または同地に到着する前には重点的に行うこと

 

  • 乗船手続を厳格に行い、記録すること

 

 

プエルトリコへの寄港予定がある場合は、これらの点に十分ご注意願います。