2023保険年度の国際P&Iグループ再保険プログラムについて
2023保険年度の国際P&Iグループ(IG)再保険プログラムが決定しましたのでご案内申し上げます。
- 再保険スキーム
- クラブ保有額:1千万米ドル
- グループ保有額:1億米ドル
- General Excess Loss (GXL) Cover:20億米ドル(1億米ドルを超える20億米ドル部分)
- Collective Overspill Cover:10億米ドル(21億米ドルを超える10億米ドル部分)
- てん補限度額
- 油濁損害:10億米ドル
- 船客の単体損害:20億米ドル
- 船客と船員との複合損害:30億米ドル
- 悪意のあるサイバー攻撃、新型コロナウイルス、その他の感染症に起因する損害
- Layer 1(1億米ドルを超える6.5億米ドル部分):てん補制限なし
- Layer 2および3(7.5億米ドルを超える13.5億米ドル部分):上述の3つのリスクに関し、年間の累積回収限度額(合計13.5億米ドル)を設定
IGでは、年間の累積回収限度額を超える損害について、IGのプール機構でカバーすることに合意しました。したがって、組合員の皆さまへ提供されるカバー自体に変更はありません。
スキームの詳細については、添付の表をご参照ください。
- Excess War再保険
- 船種別IG再保険料率
2023保険年度の船種別IG再保険料率は以下のとおりとなります。
船種カテゴリー |
2023保険年度 再保険料率(US$/GT) |
対前年比増減(US$/GT) |
対前年比増減率(%) |
Persistent Oil Tankers |
0.6663 |
+0.0194 |
+3.0 |
Clean Tankers |
0.4051 |
+0.0385 |
+10.5 |
Dry Cargo Vessels |
0.5991 |
+0.0352 |
+6.2 |
Fully Cellular Containerships |
0.7277 |
+0.0691 |
+10.5 |
Passenger Vessels |
3.8677 |
+0.0 |
+0.0 |
※Excess War再保険およびMLC再保険に対する再保険料を含みます。
- 更改経緯
バミューダ拠点のIGの自家保険会社であるHydraが、引き続き再保険スキームの一部を保有することにより、IGを支えていきます。またPrivate Placement(複数年契約定額再保険)を活用することにより、特にハリケーンやロシア・ウクライナ問題、再保険市場がカバーを提供する範囲の見直し等の影響により再保険市場が不安定な年であっても、組合員の皆さまにご負担いただく再保険料への影響を軽減しています。
詳細につきましては、IGによるプレスリリースをご覧ください。
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