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インドネシア-海軍による船舶拘留

2019/03/12 No.1020

インドネシアの現地コレスポンデンツ、SPICA Services (Indonesia)より、シンガポール海峡東部においてインドネシア海軍による船舶の拘留件数が増加傾向にあるとの連絡を受けましたのでお知らせします。特に、Bintan島近辺での拘留案件が多発しています。同海域は港外錨地として知られていますが、シンガポールのOPL(Outer Port Limit)では無く、インドネシア領海内です。

 

船舶が拘留される理由の大半を占めるのが、違法投錨の疑いです。「海洋法に関する国際連合条約」では領海内を通行する船舶に無害通航権を認めていますが、領海内で貨物の積替え、船員交代、カーゴオペレーションなどを実施した場合にはこの権利を主張できません。従って、当該海域では当局の許可なく貨物の積替え、船員交代、カーゴオペレーションなどは行わないようにしてください。

 

SPICA Services (Indonesia)は、トラブル予防のために、必ず現地代理店を起用してクリアランスを取得する必要があるとコメントしています。