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韓国海域 - 漁船との衝突回避対策

2017/09/12 No.921
  • 外航
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題記の件に関し、韓国のコレスポンデンツEastern Shipping Co., Ltd.より、添付のガイダンスを受領いたしましたので、下記の当組合要訳とともにご参考に供します。


要 訳

概要
韓国では漁船と商船あわせて1日平均13,000隻近い船舶が韓国海域を航行している。
過去5年間の漁船と商船の衝突事故の発生件数は増加傾向にあり、平均の年間衝突事故件数は52件(その内、重大事故は年平均8件)である。なお、事故は昼夜問わず発生している。※添付「漁船の混雑状況分布図(2016年度月次)」ご参照。
 
韓国沿岸航行中に漁船と遭遇した場合
漁労中の漁船の航行は貨物船とは全く異なり、VHF無線に応答できない場合や、英語が不自由なこともある。
海上にいるほとんどの漁船は航海中ではなく操業中である。したがって、漁船との危険な状況を避けるための積極的な行動が商船側に強く求められる。
 
注意点
・見張りを励行し、海図室ではなく周囲が確認できる位置に立つこと。
・漁船とは距離を保ち、できる限り迂回すること。
・ARPA(自動衝突予防援助装置)は常時電源を入れ、常に操舵手をブリッジに配置しておくこと。
・危険な場合には、汽笛、発光信号、サイレン並びに号鐘等々、あらゆる手段で漁船側に警告をすること。
 
上記のとおり、韓国沿岸を航行する船舶は操業中の漁船に十分ご注意下さい。