カナダでの船舶燃料のサンプリング試験の導入について
カナダ運輸省が、2016年8月22日よりカナダ水域を航行する全船に対して船舶燃料の現場サンプリング試験を実施し、北米排出規制区域(North American Emission Control Area:NA-ECA)にて求められている硫黄分に関する規定(硫黄分0.10%未満)を遵守しているかどうかを確認するとの情報を入手いたしましたので、その内容につきご案内いたします。
そのサンプリング検査では、持ち運び式の燃料分析装置によって、エンジンの燃料供給系統内の使用燃料に含まれる硫黄分が計測されます。
対象船等の詳細は添付をご参照ください。
なお、本件はMARPOL条約 付属書VIにおける船舶による大気汚染規制を受け実施されるものです。NA-ECAを航行する際には、サンプリング試験の実施に備え規制区域で使用する船舶燃料及びBunker Delivery Noteの硫黄分記載欄を事前にご確認されることをお勧めいたします。
各船舶の安全航行と事故防止を祈念いたします。