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Riyadh MoU加盟国によるConcentrated Inspection Campaignについて

2014/09/25 No.699
  • 外航

Port State Control(PSC)に関するRiyadh Memoranda of Understanding (MOU[1])は、SOLAS条約Chapter II-2及びInternational Code for Fire Safety Systems (FSS)の遵守徹底を図るべく2014101日から1231日までの3か月間Concentrated Inspection Campaign(CIC)を実施する旨発表しました。

 

今回のCICでは主に、本船上の消火機器が適切に利用可能な状況にあるかどうか、船長並びに船員が機器の利用方法を熟知しているかどうか、火災発生時の対応について訓練を受けているかどうか、について確認するとともに、火災事故防止の意識を向上させることを目的としています。

 

上記CIC期間中にRiyadh MoU加盟国に寄港すると、通常のPSC検査に加え、防火プラン、消火対応措置、ドリル、船員の意識及びその他の関係書類を含むアイテムがより細かく検査されます。Riyadh MoUは添付のQuestionnaireを発行しており、PSC Officersは同Questionnaireに沿って検査を行う模様です。

 

不具合が発見された場合、一定期間内での修正が指示されます。重大な不具合の場合には本船拘留される場合もあります。

 

組合員各位におかれましては、本船にCICの内容を十分に理解させ、不具合を指摘されることのないよう必要な対応をお取り下さい。



[1] Riyadh MoUには、 OmanUAEQatarBahrainKuwaitSaudi Arabia6か国が加盟しています。