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MTSA (MaritimeTransportation Security Act)  に基づく米国入港の際の条件について

2014/09/22 No.696
  • 外航

米国Maritime Transportation Security Act of 2002(MTSA)では、外国諸港におけるテロ対策措置の有効性を検証し、有効なテロ対策措置を取っていない国から米国に寄港する船舶の米国入港に対して特定の条件・措置を課すことを米国Coast Guard(USCG)に義務付けています。

 

今般、USCGはカンボジアのテロ対策措置を検証し、これまで同国のPhnom Penh Autonomous Port及びSihanoukville Autonomous Portについては有効なテロ対策措置が取られているとして入港条件・措置が課される対象から除外されていたところ、もはや有効なテロ対策措置が取られていないと判断し、2014926日以降は上記2港についても他のカンボジア諸港と同様に米国入港の際に入港条件・措置を課すことを決定しました。従いまして、米国寄港前の最終5寄港地にPhnom Penh Autonomous Port及びSihanoukville Autonomous Portを含む全カンボジア諸港が含まれている場合、特定の条件・措置が課されることになります。条件・措置並びに対象となる国については添付USCG発行2014915日付Port Security Advisory (3-14)をご確認下さい。

 

入港条件・措置が課される対象となる船舶を所有・運航される組合員は、添付Port Security Advisory (3-14)C.及びD.に記載されている要求事項への対応について現地代理店とお打ち合わせ・ご相談頂き、不要なトラブルに巻き込まれることのないようご注意下さい。