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2001/01/05

第00-017号 新世紀を迎えて

| by:sysadmin
第00-017号
2001年01月05日
組合員各位

新世紀を迎えて

− 組合員の、組合員による、組合員のための相互保険
新世紀を迎えてとしてのわが組合の意義を再認識しましょう −


 組合員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は組合運営に多大のご理解・ご支援を賜りありがとうございました。
 いよいよ2001年、新しい世紀のはじまりです。これからの100年、世界の海運業、世界の経済はどのように発展して行くのでしょう。大きな期待と希望を持って、輝かしい21世紀を迎えたいものです。
 この記念すべき2001年は、昨年創立50周年を迎えたわが組合においても新しい50年への大きな節目です。

ところで、わが組合は、20世紀末の非常に重い荷物を背負って21世紀への峠を越えました。それは、私どもがかつて経験したことのない“自由競争”です。新しい世紀におけるわが組合の飛躍の可否を決定づける 重要なものと思われます。


 このような未知の環境に新しい第一歩を踏み出すに当って、私どもが忘れてはならないものは「組合員の組合員による組合員のための相互保険」としての組合創設の意義です。わが組合が非営利・相互扶助を目的とした保険組織であることの利点を生かすことによって、商業保険には期待できない、長期安定的な低廉で競争力のある保険料の提供、的確・適切なサービスの提供、さらには豊富な経験・実績による組合員の立場を踏まえたクレームの迅速処理を実現できるよう私どもは、組合運営に最大の努力を尽す所存です。


 近年、“契約手続の一元化”を謳い文句にした複数保険の一括引受けが海上保険分野にも出現しており、わが国においても一部損保会社が内航船P.I保険に進出し、また損保会社と海外P&Iクラブとの共同行為に よる外航船P.I保険の販売も計画されております。船主等契約者の真の需要による自然の流れであるのか 甚だ疑問はございますが、後者については、当組合から国際P&Iグループへプール協定の原則に照らした問題についての検証を提起し、同グループはこれを受けて特別部会を設置し、検討することと致しました。


 これらの保険引受けが組合員皆様の真の利益に結びつくものであり、またグループ協定との関係においても問題がないものであれば、わが組合としてもかかる組合員の要望への対応に積極的に配意して参りたいと存じます。


 このような民間損保会社によるP.I保険分野への進出については組合理事・監事の方々の関心も強く、昨年12月開催の理事会においては相互保険組織の擁護の立場からの意見が相次いで出され、理事会として、組合員の皆様に相互扶助組織としての当組合の意義を再認識して頂き、組合への結束にご協力賜ることで合意 致しております。本日、改めて組合員の皆様にこの旨をお願いし、これからの組合運営にさらなるご協力ご支援をお願い致すものです。


 最後に、組合員の皆様には事故発生防止に特段のご尽力をされ、2001年を無事故で乗り切ることによって、洋々とした新世紀の明るい船出とされますようお祈り申し上げます。


日本船主責任相互保険組合
組合長  鈴 木 邦 雄
((株)商船三井 社長)
副組合長  草 刈 隆 郎
(日本郵船(株) 社長)
副組合長  田 中 溥 一
(太洋日本汽船(株) 社長)
理事長  豊 田 耕 治

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