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2001/07/05

No.374 MARPOL関連情報

| by:sysadmin
No.374
2001年07月05日

MARPOL関連情報

(Los Angeles/Long BeachでのUSCGによる臨検の増加)


当組合法務代理人よりUSCG(米国沿岸警備隊)による臨検について、関連情報がありましたのでお知らせします。

『2001年5月中旬から、Los AngelesとLong Beachにおいて、USCGによるMARPOL条約(1973年の船舶による汚染防止のための国際条約に関する1978年議定書)に基く船舶への臨検が強化されています。特に、油記録簿(oil record books)、油水分離装置(oily water separators、略OWS)、bilge pipingに対する検査はますます厳格になっており、時には、分離水のサンプルを採取・分析するため、OWSの排出口のPipeを取り外すよう要求されることもあります。もし、該当Pipe内に油の痕跡が見られたり、OWSに接続されていないhoseまたはpipeの存在が疑われる場合、船外排出バルブを取り外して検査及びサンプル採取をするため、船主費用でダイバーを手配して、船外排出バルブの排出口を塞ぐよう要求をしてくることが多々あります。

また、過去の事例では、こうした臨検は当初から刑事犯捜査の一環であったり、その前触れであることもあります。最悪の例を挙げますと、油分を含むバラスト水排出や 油記録簿上の虚偽の記載といったMARPOL違反行為の疑いがあるとされた船舶に対し、捜索令状が発行されたり、連邦裁判所における刑事大陪審への出頭及び証言のため、乗組員に対し召喚令状が発行されたこともあります。

上記のような検査がLos Angeles/Long Beachの2港に限られるのか、または特定の船主のみを対象としているのかは明らかではありませんが、実際に、米国内の他の港でも同様の厳しい検査が行われており、またこれまでに少なくとも3社の船舶が検査を受けています。』

米国、特にLos Angeles/Long Beachへ配船をされる組合員各位は、上記状況を考慮に入れ、細心の注意を払って運航にあたられるようお願い致します。

以上

<日本船主責任相互保険組合>


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