トップ > P&I 特別回報

JPIメールマガジン

ホームページでご提供している海事関連条約、法律等の動き、国内外のトピックス、最新判例などの情報をメールマガジンとしてお届けします!

P&I 特別回報

 
P&I 特別回報 >> 記事詳細

2016/05/26

P&I特別回報 第16-005号 次亜塩素酸カルシウム(サラシ粉)のコンテナ運送に関する 国際P&Iグループ及びCINS(貨物事故通知システム)の新たなガイドライン

| by:損害調査部編集用

印刷用:No.16-005(J)

 

16-005

2016526

  

 外航組合員各位

8行目)

1行空ける)


次亜塩素酸カルシウム(サラシ粉)のコンテナ運送に関する

国際P&Iグループ及びCINS(貨物事故通知システムの新たなガイドライン


1行空ける)

国際P&IグループとCINS(貨物事故通知システム)への参加メンバーである船社は、次亜塩素酸カルシウムのコンテナ運送に関する新たなガイドラインを共同で作成しました。新ガイドラインは基本的に「IMDG Code及び事前の注意事項」を勘案し、IMDG Codeからの抜粋に加えて、国際P&Iグループに助言した科学者により1999年に提供された科学的根拠に基づく事前の注意事項を記載しています。この新ガイドラインは2010年に発行されたよくある質問事項(FAQs)に代わるものです。

 

近年国際P&Iグループは、次亜塩素酸カルシウムが関与したコンテナの火災が増加していると認識しています。これにより船社の不安が募り、運送前に厳しい事前注意を課したり、完全に運送を取り止めたりする船社も出てきています。火災事故の調査では、ほとんどのケースで、荷送人による次亜塩素酸カルシウムの申告誤り、危険性が無いまたはIMDG Codeでの運送要件が厳格でない貨物と偽って申告されていました。他方、国際P&Iグループは、多くの責任ある荷送人が次亜塩素酸カルシウムを適切に申告し、国際P&Iグループの推奨している追加の事前注意事項に従うことにより、無事故で運送していることも認識しております。毎年大量の次亜塩素酸カルシウムが船積みされることに鑑み、荷送人による申告の偽りを無くし、適切に申告された次亜塩素酸カルシウムを容認できる方法で運送することにより、船社に自信を持たせることが求められています。

 

国際P&Iグループ及びCINSメンバーにより設置された作業部会は見識や経験を共有し、国際P&Iグループが作成したよくある質問事項を十分に検討しました。その結果作成された新ガイドラインは、より明確かつ論理的で、段階的に示されたものです。当ガイドラインは貨物が持つ危険性や、IMDG Codeでの分類に始まり、コンテナの選択、コンテナへの積込みや船上でのコンテナの積付上の問題も網羅しています。

 

基本的な条件として、プラスチックドラムの使用、十分な換気、正味の1包の重量制限を45kgとすること、1本のコンテナ当たりの最大積載量を14トン以内とすることが含まれています。この事前注意事項の全文は、国際P&Iグループ(http://www.igpandi.org)及びCINS(http://www.cinsnet.com/)のウェブサイトに掲載されており、当回報にも添付されております。

 

国際P&IグループはCINSの助言メンバーであり、多くの組合員もまたCINSのメンバーです。国際P&Iグループは、コンテナ船社である組合員に対しCINSへの参加を促しており、その主な目的は定期航路の船社業界の安全性を高めるため、特定の貨物またはコンテナへの積込みの不備により生じるリスクを特定することにあります。

 

国際P&Iグループの全てのクラブが同様の回報を発行しています。 

以上 

添付:Guidelines for the Carriage of Calcium Hypochlorite in Containers


10:58