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国際海事局(IMB)海賊と武装強盗に関する2026年1~9月報告書

2026/11/02 No.1399
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国際海事局海賊情報センター(IMB PRC:The IMB Piracy Reporting Centre)から2026年1月から9月にかけての海賊と武装強盗に関する報告書を受領しましたので、IMBによる要約と共にご案内申し上げます。詳細は添付資料をご参照ください。

 

要約

 

2026年1月から9月にかけて、計51件報告されました。

 

本船への侵入が36件、ハイジャックが8件、発砲が4件、襲撃未遂が3件となっています。

 

船員に対する暴力や脅威は依然として続いており、5人が殺害され、90人が人質となり、6人が負傷し、3人が脅迫を受け、1人が暴行を受けています。

 

下表のとおり、事件の多くは船舶が航行中もしくは停泊中に報告されています。

襲撃時の本船の状態

襲撃未遂

本船への侵入

発砲

ハイジャック

合計

錨泊中

1

20

1

22

停泊中

1

1

航行中

2

15

4

7

28

合計

3

36

4

8

51

 

事件が報告された地域は下表のとおりです。

地域

襲撃未遂

本船への侵入

発砲

ハイジャック

合計

アフリカ

3 2 4 7

16

南北アメリカ

2

2

東アジア

1

1

東南アジア

29

29

インド亜大陸

1

1

その他

1

1

2

合計

3

36

4

8

51

 

ソマリア

 

ソマリア沖ではソマリア海賊による8隻のハイジャックと4隻への発砲が報告されています。また、これらの事案のうちタンカー4隻、一般貨物船2隻、ダウ船(木造帆船)2隻から船員が人質に取られ、これは世界全体の船員人質事案の94%を占めています。ハイジャックされた船舶のほとんどは解放され、船員の無事も報告されています。しかしながら、9月29日にソマリアのプントランド当局は、2026年4月21日にハイジャックされたパラオ船籍のプロダクトタンカー“Honour 25”の解放前に、船員5人が殺害され、5人が負傷したと報告しています。

 

船長は最新のBMPガイドラインの推奨事項を遵守することが強く推奨されます-

https://www.maritimeglobalsecurity.org/risksissues/piracy/

 

ギニア湾

 

IMBは、海賊や武装強盗の発生件数を引き続き低い水準に抑えるためのギニア湾沿岸国の継続的な努力を高く評価しています。

 

シンガポール海峡

 

シンガポール海峡における報告件数は、年初から9か月間で13件であり、前年同期の73件に対し減少しています。しかし、2人の船員が人質となり、さらに2人が脅迫を受け、1人が負傷するなど、船員に対する暴力は依然として残っています。

 

フィリピン

 

フィリピンでは停泊中の船舶9隻に侵入があり、マニラで6件、バタンガスで3件報告されました。2025年の報告件数は0件でした。これらの事件では船員2人が人質となり、5件の事件で武装が報告されました。