米国OFAC制裁警告:ホルムズ海峡通航に対するイランの要求に関する制裁リスク
2026年8月24日、米国財務省外国資産管理局(OFAC)は、ホルムズ海峡の安全な通航と引き換えにイラン政府等が要求する「通行料」の支払いやその他の要求に関する追加ガイダンスを提供するため、2026年5月1日付制裁警告の更新版を発出しました。
制裁対象の事業体および行為
- 米国人および非米国人は、制裁対象に指定されている、いわゆるペルシャ湾海峡管理局(PGSA)、ペルシャ湾海上保険会社(PGMIC)およびホルムズセーフ海事サービス機構(Hormuz Safe)と関与することにより、制裁または罰則を受けるリスクがあります。これには、保険やその他のサービスを受け入れたり、安全な通航の保証に関する情報要求に応じたりすることが含まれ、たとえこれらのサービスに対して支払いやその他の価値の交換を伴わない場合であっても該当します。
- 要求された通行料や手数料の支払いは、支払い方法にかかわらず制裁違反となり、これには、法定通貨、デジタル資産、政府間取引、非公式なスワップ取引、名目上の慈善寄付等が含まれる可能性があります。
海上サービス提供者向けのガイダンス
- OFACは、ホルムズ海峡を通航しようとする船舶について、イランが関与する制裁対象行為を行っていないことを確認するため、海上サービス提供者に対して、高度なデューデリジェンスを実施することを強く推奨しています。
- 海上サービス提供者は、イラン領海内の航海計画や実際の通航等、レッドフラッグを示すあらゆる利用可能な情報を慎重に確認する必要があります。
- 海上サービス提供者は、取引相手に対して、海峡を通航するために誰と調整を行ったのか、イランに安全通航のための手数料を支払ったか、もしくは今後支払うか、およびイランから保険等のサービスを受け入れたかについて、詳細に確認する必要があります。
組合員におかれましては、本OFAC制裁警告の全文を確認されることを推奨いたします。