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第625回理事会結果のご報告

2025/06/13 第25-003号

組合員各位


2025年6月13日に当組合の第625回理事会が開催されました。下記のとおり主要な決議内容をご報告申し上げます。

 


1. 第75期組合員通常総会招集の件


第74期組合員通常総会を2025年7月22日(火)16時00分より海運クラブ(東京都千代田区)において開催することが決議されました。


2. 第75期組合員通常総会に付議すべき議案決定の件

以下の議案を総会に付議することが決議されました。

 

報告事項:

第75期(令和6年4月1日から令和7年3月31日まで)事業報告の内容報告の件

 

決議事項:

第1号議案 第75期(令和6年4月1日から令和7年3月31日まで)財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案承認の件
第2号議案 定款記載事項一部変更の件
第3号議案 役員選任の件
第4号議案 退任役員に対する慰労金贈呈の件
第5号議案 常務を執行する理事に対する報酬枠改定の件
第6号議案 本総会決議事項の取扱いに関する理事会への権限付与の件

総会の各議案の内容につきましては、組合員各位に別途郵送させていただきます第75期組合員通常総会招集のご通知および同封の資料をご高覧くださいますようお願い申し上げます。


なお、総会決議を予定しております2024年度(第75期)決算案について簡単にご説明いたします。


当期は、世界的なインフレ継続によるクレームの高額化、ロシア・ウクライナ問題やイスラエル・パレスチナ紛争等の戦争リスクなど、先行き不透明な事業環境が続いたことから、2025保険年度更改では、外航船保険と用船者責任保険特約において7%のジェネラル・インクリーズを実施しました。


その結果、2024年度決算案では、「正味収入保険料」は、Mutual Premium方式導入による一時的な増収があった前期よりは減少したものの225.9億円を計上し、「資産運用収益」は、円安による為替差益が大幅に減少したことで前期比61.5億円減の18.9億円、「正味支払保険金」は、落ち着いたクレーム発生状況を受けて支払保険金が大幅に減少した一方、再保険金の受け取りも大きく減少したために、差し引き前期比0.9億円減の161.9億円となり、「責任準備金繰入額」が前期比19.1億円減の11.5億円となった結果、「保険引受費用は前期比31.7億円減の174.1億円となりました。


以上の結果、当期純剰余は49.5億円を計上し、リザーブ金額は前期比57.3億円増加し411.0億円となり、リザーブを大幅に積み増すことができました。

 

3. 役員選任の件

 

第75期組合員通常総会の決議事項第3号議案である「役員選任の件」に関し、添付の役員候補者を推薦することが決議されました。

 

4. 最後に

 

当組合は、2025年度から2027年度までの3か年の中期経営計画を策定しました。同計画では、①高品質な保険サービスの提供、②変化する組合員ニーズへの対応、③強靭な財務体質の確立、④経営の安定、⑤良質な組合員の確保の5点をビジョンとして掲げ、その実現に向けてS&P格付けでA−以上の取得を目指すこととし、そのために①財務力の強化、②保険事業収支の安定、③事業競争力の向上に取り組むことを定めました。

 

皆さまから選ばれる組合となりますよう、更なるサービス向上に努めてまいりますので、組合員の皆さまにおかれましては、引き続き安全運航による事故防止・軽減にご尽力いただくとともに、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

以上

日本船主責任相互保険組合

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役員候補者名簿.pdf(176KB)

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