2025年3月17日に北海道内航海運組合の同組合員向け研修会（於：札幌）が開催され、当組合の中島渉チームリーダー（ロスプリベンション推進部）が「港湾設備損傷事故と防止」についてセミナーを行いました。

本セミナーでは、近年、内航船契約において港湾設備損傷事故が最も多く、全体の約41％を占めることが報告されており、本セミナーでは、最近の事故事例をもとに原因を分析し、具体的な防止策を共有しました。

特に、操船ミスや見張り不十分といった人的要因が事故の約83％を占めることが明らかになり、正確な操船技術の習得や気象情報の適切な活用、定期的な機器点検の重要性が強調されました。

参加者は40名程度に上り、「実際の事例を知ることで、日々の安全対策の必要性を改めて認識した」「自社の安全教育の参考にしたい」などの声が寄せられました。

当組合は、今後も事故防止への意識向上につながる機会をご提供し、皆さまの安全運航をサポートしてまいります。