第621回理事会結果のご報告
組合員各位
2024年6月21日に当組合の第621回理事会が開催されました。下記のとおり主要な決議内容をご報告申し上げます。
記
- 第74期組合員通常総会招集の件
- 第74期組合員通常総会に付議すべき議案決定の件
以下の議案を総会に付議することが決議されました。
報告事項:
第74期(令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)事業報告の内容報告の件 決議事項:
第1号議案 第74期(令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分案承認の件 第2号議案 事業方法書記載事項一部変更の件 第3号議案 役員選任の件 第4号議案 退任役員に対する慰労金贈呈の件 第5号議案 本総会決議事項の取扱いに関する理事会への権限付与の件
総会の各議案の内容につきましては、組合員各位に別途郵送させていただきます第74期組合員通常総会招集のご通知および同封の資料をご高覧くださいますようお願い申し上げます。
なお、総会決議を予定しております2023年度(第74期)決算案について簡単にご説明いたします。
当期は、前期に引き続き財務基盤安定のための自己資本の強化と収支改善を最優先課題として取り組みました。前期までの取り組みで保険事業収支は改善しつつありましたが、未だ十分と言える状況になかったことに加え、世界的なインフレ継続によるクレームの高額化、ロシア・ウクライナ問題やイスラエル・パレスチナ紛争等の戦争リスクなど、先行き不透明な事業環境が続いたことから、2024保険年度更改では、外航船保険で7.5%、用船者責任保険特約と内航船保険で10%のジェネラル・インクリースを実施しました。
その結果、2023年度決算案では、「正味収入保険料」は、予定外追加保険料の徴収があった前期よりは減少したものの248.4億円を計上し、「資産運用収益」が、円安による為替影響に加えて株価や金利の上昇による運用収益の増加もあり前期比47.7億円増加し80.0億円、「正味支払保険金」は、過年度に発生した大型事故の保険金支払い等により前期比9.4億円増の162.8億円となった一方で、落ち着いたクレーム発生状況を受けて「支払備金繰入額」が前期比32.1億円減の12.1億円、「責任準備金繰入額」が前期比37.0億円減の30.7億円となった結果、「保険引受費用」は前期比59.9億円減の205.8億円となりました。
以上の結果、当期純剰余は68.6億円を計上し、リザーブ金額は前期比79.3億円増加し353.7億円となり、リザーブを大幅に積み増すことができました。
- 役員選任の件
- 最後に
第74期組合員通常総会を2024年7月24日(水)16時00分より海運クラブ(東京都千代田区)において開催することが決議されました。
第74期組合員通常総会の決議事項第3号議案である「役員選任の件」に関し、添付の役員候補者を推薦することが決議されました。
なお、事務局理事として候補に挙げられている鳥山 幸夫氏は、第74期組合員通常総会および同総会後の理事会にて承認された場合、当組合の代表理事・理事長に就任する予定です。
2024年度は、前期に引き続き、①高品質な保険サービスを提供し、②強固な財務体質を有し、③安定した運営の下で、④良質な組合員の支持を得ることで、「よい組合を創る」ことを目指していきます。
皆さまから選ばれる組合となりますよう、更なるサービス向上に努めてまいりますので、組合員の皆さまにおかれましては、引き続き安全運航による事故防止・軽減にご尽力いただくとともに、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。