2015保険年度国際P&Iグループ(IG)再保険プログラムについて
2015保険年度の国際P&Iグループ(IG)再保険プログラムが以下の通り決定しましたのでご案内申し上げます。
1.基本スキーム
2015保険年度IG再保険プログラムの基本スキームは以下の通りです。
クラブ保有額 | :9百万ドル |
プール保有額 | :80百万ドル (9百万ドルを超える71百万ドル部分) |
General Excess Loss Cover | :20億ドル (80百万ドルを超える20億ドル部分) |
Collective Overspill Cover | :10億ドル (20億8千万ドルを超える10億ドル部分) |
スキーム詳細については添付のIG再保険プログラム表をご参照下さい。
2.てん補限度額
2015保険年度の特定の損害に対するてん補限度額は以下の通りです(2014保険年度と変更なし)。
油濁損害 | :10億ドル |
船客単独損害 | :20億ドル |
船客船員複合損害 | :30億ドル |
3.船種別IG再保険料率
2015保険年度の船種別IG再保険料率は以下の通りです。
Category | 2014保険年度 | 2015保険年度 | 増減額 | 増減率 |
Dry Cargo | ¢52.03 | ¢48.88 | ▲¢3.15 | ▲6.05% |
Dirty Tanker | ¢79.63 | ¢73.17 | ▲¢6.46 | ▲8.11% |
Other Tanker | ¢34.15 | ¢31.38 | ▲¢2.77 | ▲8.11% |
Passenger | ¢377.91 | ¢377.91 | ±¢ 0.00 | 0.00% |
4.更改経緯
2011保険年度に発生した2件の大型事故(“Costa Concordia”及び”Rena”)の損害額が大幅に増加したことによる影響があったものの、2014保険年度においては幸いにも目立った大型事故は少なく、再保険市場におけるキャパシティの増加を背景にIG再保険プログラムを変更(Hydra引き受け割合の増加と複数年定額再保険料契約の拡大)することでDry及びTanker船については再保険料引き下げ、客船については現状維持の結果を得ることができました。