2007保険年度コンディションサーベイ実施状況
2008/06/17 第08-003号
- 外航
2007保険年度(07/2/20−08/2/20)に実施された既加入船舶及び新規加入予定船舶に係わるコンディションサーベイの結果に関し、下記のとおりご報告申し上げます。 1.サーベイは次のような基準で実施しています (1)新規加入予定船: 船齢10年以上の全船舶 ただし、コーティングタンクをもつケミカルタンカーは、船齢6年以上 (2)既加入船 : 船齢16年以上の全船舶 ただし、 イ.船舶の堪航性に起因する同種事故を2回以上起している船舶は、船齢に関係なく全船舶 ロ. コーティングタンクをもつケミカルタンカーでかつインデムニティリスクを付保している船舶は、船齢6年以上 ハ. インデムニティリスクを付保している冷凍冷蔵運搬船は、船齢11年以上 二.過去12ヶ月間に貨物として重質重油(HFO: Heavy Fuel Oil)を運送したタンカーは、船齢10年以上。 ただし、以下の場合は除く。 - 過去12ヶ月間に組合のコンディションサーベイを受検している - 過去6ヶ月間に船級協会の定期検査を受検している - 国際船級協会連合(IACS)加盟の船級協会による船舶状態評価鑑定(CAP)でCAP1またはCAP2の評価を取得している (3)再検査: イ.上記(1)及び(2)により施検した船舶に関しては、原則として検査日から4年毎 ロ.船齢が20年を超える新規加入船舶に関しては、加入後2年毎 [注1]コンディションサーベイ実施にあたり、組合指定の検査機関より1,2名のサーベイヤーがアテンド。組合の検査項目にしたがって各証書類の確認、各部メンテナンス状況、航海計画、救命消火安全設備、堪航性堪貨性及び、各船種毎の検査項目等について本船の運航スケジュールに支障のない範囲で半日から2日程度の日数で実施する。 [注2]上記基準に拘らず実際にクレームが発生し、クレーム発生のメカニズムに疑問のあるときは損害の調査を行うサーベイヤーに指示してコンディションサーベイも実施することがある。(2007年度で7件あり) [注3]新規加入船の場合においては原則加入前に実施するものとする。 特段の事情がある場合は、契約開始後30日以内の実施を目指す。 2.2007年度は118隻でした 2007年度中にコンディションサーベイを実施した船舶は118隻(既加入船舶 66隻、新規加入予定船舶 52隻)であり、これは例年の実施実績と同等数であります。サーベイを実施した港を国別に見ますと、多い順に韓国(39隻)、日本(35隻)、中国(16隻)、シンガポール(6隻)、台湾(5隻)、フィリピン(4隻)、タイ、ベトナム(各3隻)、以下バングラデッシュ、ブラジル、エジプト、インド、インドネシア、メキシコ、スリランカで各1隻ずつとなっています。 今後実施数は増加すべく取り組んでおります。 3.船種別に見てみますと
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