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米国での油濁事故 - カリフォルニア州 - 賠償資力証明書(COFRs)要求の変更

2012/01/10 第11-019号
  • 外航

カリフォルニア州油濁予防対応局(Californian Office of Spill Prevention and Response、以下、OSPR)は、最近、金銭的保証の証明並びにカリフォルニア州の賠償資力証明書(以下、COFRs)の更新手続きに関する同州の規則(CCR)を改正しました。

 

上述の改正は、2月20日の保険契約更改後30日以内に、カリフォルニア州の水域に入るタンカー船及び非タンカー船に対し、COFRs更新の為の新保険年度の保険契約承諾証(Certificate of Entry、以下CoE)を当該水域に入る3日前に提出する事を要求しています。

同改正は、全船主が毎年2月20日前に十分余裕をもって保険契約の更改交渉を完了し、2月20日以前または2月20日には、次保険年度のCoEを所持しているという誤った前提に基づくものであり、国際P&Iグループは、OSPRに対し強い懸念を表明しています。

しかしながら、OSPRはCCR改正に当該要求を含めることを譲らず、改正されたCCRが施行されることになりました。

従いまして、毎年2月20日頃に、カリフォルニア州の港に寄港する船舶を持つ組合員の皆様には、新COFRs取得並びにCCR遵守のため、確実に次保険年度のCoEを取得しそれを同州のOSPRへ提出できるよう、2月20日前に十分余裕をもって次保険年度の契約の更改手続きを完了頂きますようお願い申し上げます。

本COFRs改正についてご不明な点がございましたら、当組合へご連絡下さい。

国際P&Iグループのすべてのクラブが同様の内容の回章を発行しています。