ココアバターのフレートコンテナ輸送に関するCINSガイドライン
この度、CINS(Cargo Incident Notification System)より「ココアバターのフレートコンテナ輸送に関するガイドライン」の最新版(2026年5月版)が発行されました。ココアバターの安全な輸送と品質維持に役立つ重要事項がまとめられておりますので、以下のとおり概要をご案内申し上げます。
ガイドラインの主なポイント
- 貨物の特性とリスク:
ココアバターは30℃〜37℃で溶けやすく、熱で膨張すると梱包を破裂させて外部へ漏れ出します。隣接する貨物を汚損するだけでなく、コンテナの外へ漏れ出て、コンテナ自体に損害を発生させたり、甲板下に積載されている場合は、本船のビルジを詰まらせたりする事故も発生しています。
- フレートコンテナの選定:
ドライフレートコンテナを利用する場合は、床が乾燥しており、清潔で臭いのない食品グレードのコンテナを選定してください。特に暑い気候の地域に輸送する場合は、品質を安定させるためにリーファーコンテナ(稼働・非稼働問わず)の利用が推奨されます。
- 適切な梱包と積載:
貨物は密閉されたビニール袋に入れ、重量に耐えられる頑丈な段ボール箱で梱包してください。また、コンテナの壁面からの熱伝導や直接の接触を防ぐため、食品グレードのライナーや合板を使用することが推奨されています。
- ターミナルおよび船上での取扱い:
コンテナ内部の温度上昇を防ぐため、積出港や荷揚港でのコンテナの滞留時間をできる限り短くすることが推奨されます。また船上に積載する際は、直射日光や熱源を避ける必要があります。
詳細は添付をご参照願います。