【実施報告】ロスプリベンションウェビナー「船員の船上での安全を意識する文化」
2026/10/21
組合員各位
日本船主責任相互保険組合は、組合員サービスの一環として、安全意識向上と船内での安全文化醸成を目的とした船員対象の「ロスプリベンションウェビナー」を、2026年9月29日に開催いたしました。
本ウェビナーでは、「乗船中の安全について」をメインテーマに、「燃料油流出事故ケーススタディー」「安全第一」「リスクアセスメント」「安全意識」といった、現場で直面する具体的な課題に焦点を当てたプログラムを実施しました。当日は船長や機関長をはじめ、日々現場で安全運航を支える60名を超える皆さまにご参加いただき、現場の安全に関する実践的な知見を共有する貴重な機会となりました。
本ウェビナーで実施した4つのプログラムの概要は以下のとおりです。
- 燃料油流出事故ケーススタディー
3件の事故事例をもとに原因と対策を解説し、補油時における漏洩事故を予防する具体的な手段を示しました。 - 安全第一
外航船員の負傷クレームについて、けがの部位・種類・発生要因や船種別の傾向を統計で解説し、事故の根本原因と具体的な対策を共有しました。 - リスクアセスメント
リスク管理の基礎的な解説から本船で活用するための実践的な手法までを例示し、船上だけで完結せず陸上の管理手法の改善を含め、海陸が一丸となる重要性に言及しました。 - 安全意識
安全の維持を属人的に捉えるにとどまらず、乗組員全員が知見を結集し意識的な行動をとる必要性を解説。安全意識を定着させるための実機を用いた実技研修などの取り組みも紹介しました。
参加者アンケート:実務に直結する内容として高い評価
開催後に実施した参加者アンケートには、43名の方からご回答をいただきました。ウェビナーの総合評価について、回答者全員(100%)から「Excellent(非常に良い:48.8%)」または「Very Good(良い:51.2%)」という大変好意的なご評価をいただきました。また、「登壇者の説明の分かりやすさ」についても全員から肯定的なご回答が寄せられました。
アンケートの自由記述欄には、参加された皆さまから以下のような感想(一部抜粋)をいただきました。
- 「全てのトピックの説明が明確で、非常に分かりやすかったです」
- 「安全第一、リスクアセスメント、ケーススタディーに関する議論を通じて、安全に関する知識をさらに深めることができました」
- 「今後の航海において非常に価値のある時間でした。安全こそが、船上で働き、無事に家族のもとへ帰る船員にとって最も重要なことです」
- 「大変有益な情報を得ることができました。実践的なケーススタディーをもっと学びたいため、同様のウェビナーをより頻繁に開催していただくことを希望します」
当日ご参加いただいた皆さま、ならびにアンケートにご協力いただいた皆さまに、心より厚く御礼申し上げます。
「無事に家族のもとへ帰るための重要な知識を得られた」という参加者からの言葉は、当組合が目指すロスプリベンション活動の意義そのものです。当組合は、今後も、組合員の皆さまの安全運航をサポートする存在として、タイムリーな知見の共有に努めてまいります。