南西太平洋におけるニッケル鉱貨物の安全輸送について
2024年以降、フィリピンおよびソロモン諸島からのニッケル鉱の輸出が急増していますが、2026年2月13日付Japan P&I News No.1351-1でもお知らせしたとおり、貨物の液状化など安全輸送に関する重大な懸念が生じています。国際P&Iグループ(IG)はINTERCARGO、英国の貨物ExpertであるRoxburghと共同で共通回章を作成しました。
主要リスク
- 当該地域から積み出されるニッケル鉱は、一見乾燥して見えても水分を内部にため込みやすく、航海中に液状化や貨物移動を起こす危険があります。
- 荷送人の水分管理やサンプリング手順が適当ではなく、荷送人から提示されるTML(運送許容水分値)や水分含有量証明書の信頼性が疑わしいことがあります。
- 荷送人が組合員側のサーベイヤーの立ち入りを拒絶することがあります。
推奨される予防措置
- 用船契約締結前に荷送人のサンプリング・水分管理手順や主管庁の承認文書などの提出を要求する。
- 降雨時の対応: 降雨時は積込を中断し、雨にさらされたバージは再試験で安全が証明されるまで拒絶する。
- 航海中検査: 航海中は毎日定期的に貨物検査(高さ減少、表面水、貨物移動などの確認)を行う。
- 船長補佐のため、積込前にはサーベイヤー起用をご検討ください。
詳細については添付資料をご参照願います。
インドネシア、フィリピン、ソロモン諸島からニッケル鉱を積載する予定がある(または配船指示を受けた)場合は、事前に当組合へ通知願います。事前の通知がない場合、クラブのてん補に影響を及ぼす可能性があることにご留意願います。
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