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国際海事展「バリシップ2025」ブース出展・BIMCO共催特別セミナー実施

2025/06/27

去る5月22日(木)から5月24日(土)までの3日間、愛媛県今治市で開催された国際海事展「バリシップ2025」にブースを出展しました。また、今回はBIMCO(ボルチック国際海運協議会)と共催で特別セミナーも開催し、多くの方々にご参加いただきました。

 

2009年に始まり今回9回目となるバリシップは、船主、造船会社、海運会社、舶用機器メーカーなどが短期間に一堂に会する、まさに海事関連業界の一大イベントです。主催者速報値では24か国・380社が出展し、来場者は18,785人(出展社側含む)に上りました。この活気あふれる会場で、当組合も多数の来場者様と活発な交流を持つことができました。

 

ブース活動

当組合は1950年に創立し、日本の海運業界を支えてまいりました。特に四国の組合員様のご支援を受け、1975年に松山出張所を開設。その後、世界有数の海事都市である今治に活動拠点を移し、1985年には今治出張所、2002年には今治支部となり、現在に至るまで50年にわたり地域の船会社様と親密な信頼関係を築き上げています。

 

Japan P&I Clubブース風景

今回のバリシップでは、日頃の感謝を込め、当組合オリジナル・トートバッグをノベルティとして配布したほか、レクリエーションとして輪投げゲームも実施しました。連日ブースは多くの来場者様で賑わい、初日と2日目は、日頃お世話になっているお取引先の船主様や業界関係者のみなさまを中心に多数ご来場くださり、P&I保険に関する情報交換はもちろんのこと、日頃の感謝をお伝えする貴重な機会となりました。来場されたお客様からは「暑い中、よく頑張っているね」といった温かい激励や、「このバッグをもらいにわざわざ来たよ」といった嬉しいお言葉を頂戴し、大変励みになりました。最終日の3日目は一般公開だったこともあり、地域の方や家族連れの方々にも多数来場いただきました。

 

また、今回の出展目的の一つである「P&I保険の認知度向上」については、大きな成果を上げることができました。予想を上回る数の一般来場者、特に学生のみなさまから「P&I保険って何ですか?」とか「ジャパンP&Iは何をする会社ですか?」といった具体的なご質問を多数頂戴しました。このイベントを通じ、P&I保険と当組合について、より幅広い層に興味を持っていただくきっかけを提供できたことは、大変有意義な経験となりました。

 

当組合の業務が日本の、そして世界の海運業を支える重要な役割を担っていることを改めて認識する機会にもなりました。業界関係者だけでなく、地域の一般の方々、特に未来を担う学生のみなさまと直接コミュニケーションを取り、私たちの事業をお伝えできたことは、将来の海運業界の発展に貢献できる可能性つながるのではないかと強く感じています。

 

BIMCO共催特別セミナー

BIMCOセミナー風景

今回のバリシップでは、BIMCOと共催で特別セミナーを開催しました。5月23日(金)に開催された本セミナーでは、冒頭にBIMCOのMr. Michael Lund, COO & Director of Business Developmentとともに当組合守屋直幸 理事・チーフアンダーライティングオフィサーと森田哲 理事・チーフクレームオフィサーがウェルカムスピーチを行い、当組合シンガポール支部William Turner, General Manager/Senior Legal Adviserが「Dealing with the Unexpected - Force Majeure clauses and the doctrine of Frustration under English law(英国法における不測の事態への対応―不可抗力条項と契約不履行法理)」をテーマに、講演しました。当日は多くの業界関係者様にご来場いただき、活発な質疑応答が行われ、大変有意義な時間となりました。参加者からは「最新の情報が得られ、今後の業務に役立つ」といったご好評の声を多数頂戴しました。

 

 

ご来場への御礼

最後になりますが、お暑い中、当組合のブースへお越しくださいました船主様ならびにお取引のみなさま、そして一般のみなさまへ、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。
当組合は、今後も、海運業界の発展に貢献できるよう、一層の努力を重ねてまいります。