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電子商取引(ペーパーレス トレーディング)システム-IQAX eBL interoperable addendumの承認

2025/01/15 第24-019号

国際P&Iグループ(IG)は以前、IQAX eBLシステムを承認しました(2022年6月10日付特別回報第22-004号)。


IQAX eBLシステムの使用や運用に関する法的文書および利用規約は、IQAX eBL Service Terms and Conditions(2022年2月17日付)に含まれており、引き続き承認されています。


IQAX eBL interoperable addendum(2024年12月6日版)の承認

本特別回報は、IGがIQAX eBL interoperable addendum(2024年12月6日付)(以下「Interoperable Addendum」)を承認したことをお知らせするものです。Interoperable Addendumにより、電子船荷証券をほかのシステムプロバイダーとプラットフォーム間で転送すること(「相互運用」)が可能になります。Interoperable Addendumは、既存のIG承認IQAX eBL利用規約を補完するものです。利用者は、電子船荷証券をほかのシステムに転送するためにはInteroperable Addendumへの署名が求められます。Interoperable Addendumは、以下の場合に限り、相互運用を認めています:


  1. 転送先がIG承認のプラットフォームであり、かつ
  2. 当該電子船荷証券がInteroperable Addendumの附属書に記載されている「Recognised jurisdiction」(電子船荷証券を紙の船荷証券と同等のものと認めている法域)の法律に準拠するものである。

貨物の運送に関するその他のてん補除外規定は、承認された全ての電子商取引システムに対して、紙の船荷証券と同様に適用されます。たとえば、運送契約に定められた港または場所以外での貨物の荷揚げ、後日付または先日付の電子文書/記録の発行/作成、譲渡可能な電子文書/記録の提示を受けない積荷の引き渡し(承認された電子商取引システムの場合は、当該システムの規則に従わない積荷の引き渡し)によって生じた責任は、てん補から除外されます。


国際P&Iグループの全てのクラブが同様の内容の回章を発行しています。