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2023保険年度契約更改の御礼

2023/03/29

組合員各位


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常務理事 沢辺 浩明

 

組合員の皆さま、2023 保険年度の契約更改ありがとうございました。厚く御礼を申し上げるとともに、更改結果をご報告いたします。

 

今更改における当組合を取り巻く環境は厳しいものでした。外航船保険では、2020保険年度と2021保険年度がプールクレームやコロナ関連クレームの影響で保険成績が想定以上に悪化したため、両年度とも予定外追加保険料を25%徴収させていただくこととなりました。2022保険年度に入り国際P&Iグループ全体のプールクレームは減少し、コロナ関連のクレームはピークアウトした感がありますが、保険収支は依然として厳しさが続いております。今後インフレによるクレームコストの上昇傾向が予想されることからから、2023保険年度は2021、2022保険年度に引き続き10%のジェネラル・インクリースをお願いすることといたしました。また、内航船では、2021保険年度に組合史上最高額となる巨損クレームが発生し、再保険料が大幅に上昇したことから、保険収支が悪化しました。そのため、2022保険年度に11年ぶりとなる10%のジェネラル・インクリースを実施いたしましたが、保険収支の赤字が解消されないため、2023保険年度も加入契約全体で15%の大幅な保険料アップをお願いせざるをえませんでした。組合員の皆さまに大きなご負担を強いる結果となりとても心苦しく思っております。

 

こうした厳しい更改環境にもかかわらず、ほとんどの組合員の皆さまに契約を更改していただき、感謝の念に堪えません。内外航とも一部の契約に流出がありましたが、一方で、新たな組合員を迎えることもできました。更改の結果、2023保険年度開始時点(2023年2月20日)の外航船保険の契約数は1,988隻、87.8百万トン、内航船保険の契約数は1,726隻、2.6百万トンとなりました。皆さまのご理解とご支援に深く感謝を申し上げます。

 

今後も収支改善と財務基盤の安定を目標とし、組合運営の効率化に努めるとともに、一層のサービス強化に邁進してまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます

 

 

 

加入トン数推移/Entered Tonnage Development

船種別トン数割合/Entered Tonnage by Type