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2025保険年度契約更改の御礼

2025/03/25

組合員各位


契約本部長(写真)







理事 チーフアンダーライティングオフィサー 契約本部長 守屋 直幸



組合員の皆さま、2025保険年度の契約更改ありがとうございました。厚く御礼を申し上げるとともに、更改結果をご報告いたします。


2023事業年度末時点でリザーブ金額を353.7億円にまで積み増し、S&Pによる信用格付けは「BBB(アウトルック:ポジティブ)」に更新され、また、AM Bestから「A-(Excellent)(アウトルック:Stable)」の財務力格付けを取得しました。しかしながら、世界的に継続しているインフレ影響による支払保険金の上昇傾向並びに自然災害や地政学的なリスクといった不確実性要素により、当組合を取り巻く環境は厳しいものでした。また、新規加入船の保険料水準と比較すれば、相対的に保険料が高い高齢船の売船解約に伴う保険料収入の減少傾向などを踏まえると、保険収支のバランスと財務状況のさらなる強化は、安定的かつ持続可能な保険サービスの提供を維持するために重要と判断し、外航船保険では7%のジェネラル・インクリースをお願いすることといたしました。内航船保険においては、2024保険年度に支払保険金が3億円を超過するような大型事故が発生していないことなどを考慮し、保険料率を据え置くことにしました(成績等による調整は実施)。


このような状況下にもかかわらず、ほとんどの組合員の皆さまに契約を更改していただき、感謝の念に堪えません。内外航とも一部の契約に流出がありましたが、一方で、新たな契約をいただくこともできました。更改の結果、2025保険年度開始時点(2025年2月20日)の外航船保険の契約数は1,857隻、82.9百万トン、内航船保険の契約数は1,665隻、2.5百万トンとなりました。皆さまのご理解とご支援に深く感謝申し上げます。


今後も保険引受収益の改善を継続目標とし、組合運営の効率化に努めるとともに、よい組合を創るために一層のサービス強化に邁進してまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。