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2012/11/26

第12-018号 第579回理事会結果のご報告

| by:sysadmin
第12-018号
2012年11月26日
組 合 員 各 位

第579回理事会結果のご報告



2012年11月26日(月)12時00分より、東京の海運クラブにおいて当組合の第579回理事会が開催されましたので、下記のとおり主要な決議内容をご報告申し上げます。



Ⅰ.はじめに

世界経済が全体として停滞する中、引き続き海運市況は低迷し、円高基調の継続、燃料価格の高止まりと相俟って、組合員各位を取り巻く経営環境は一段と厳しさを増しております。

このような厳しい環境下、当組合の加入トン数は本年10月時点で内外航合わせて9,020万総トンとなり、期初より33万総トン増加致しました。これも偏に組合員各位のご支援の賜物と感謝申し上げます。

クレームの状況を見てみますと、外航船保険では、中・大型クレームが多発した2010、2011年度と比較すると、今年度のクレーム発生状況は、当組合の加入船に限れば、現在までのところ穏やかに推移しております。しかしながら、国際P&Iグループ全体では、2011年度に続き、今年度もプールクレームが続発し、残念ながら過去最悪の記録を更新中です。他方、近年悪化傾向にあった内航船保険の保険成績は、組合員各位のご協力により前年度において大幅に改善し、今年度に入りやや悪化しておりますものの、想定の範囲内で推移しております。

斯かる現状において、組合員各位の目下の厳しい経営環境、本年6月の理事会でご承認頂いた「新財務計画」の推進、今後予想される再保険コストの上昇等を総合的に勘案のうえ、以下II.に記載のとおり2013保険年度の保険料率及び過年度追加保険料・精算保険料を決定致しました。事務局では、クレーム削減を目指して、引き続きロスプリベンション活動に注力して参る所存ですので、格別のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

II. 理事会主要決定事項

1.2013保険年度保険料率及び過年度追加保険料・精算保険料

各保険種目の来年度保険料率等については、以下のとおり決議されました。

1) 外航船保険
a. 2013保険年度 保険料率
  • 外航船保険の保険料率については5%のGeneral Increaseを行います。ただし、各組合員の保険成績による調整に加え、国際P&Iグループ再保険コスト(General Excess Loss Reinsurance Cost)に変動がある場合はそれに応じた調整を行います。
  • 予想追加保険料率及び精算保険料率は、前払保険料に対しそれぞれ40%及び45%と致します。
  • 米国領海及び排他的経済水域において、持続性重質油を貨物として積み又は揚げるタンカーについては、別途「米国航海割増保険料」のお支払いをお願い致します。

b. 過年度 追加保険料及び精算保険料
2009保険年度
当初予想していた40%の追加保険料を2011年1月にお支払い頂いており、これ以上のご負担を願うことなくクローズすることと致します。

2010保険年度
① 現況
当該保険年度の保険成績は、今後大幅な変動はないものと見込まれます。
② 徴収率
当該保険年度の前払保険料に対して、当初予想していた40%の追加保険料のうち10%を2011年3月に、残り30%を2012年1月にお支払い頂きました。さらに、10%の予定外追加保険料を2012年3月にお支払い頂きました。その際下方修正した予想追加保険料率及び精算保険料率をそれぞれ0%及び5%に据え置くことと致します。

2011保険年度
① 現況
過去最悪のペースで保険金が増加しており、保険成績は想定の範囲を超えて悪化しています。 
② 徴収率
当該保険年度の前払い保険料に対して、当初予想どおり40%の追加保険料をご負担願うことと致します。これにより、予想追加保険料率及び精算保険料率をそれぞれ0%及び5%へ変更致します。
③ 支払期日
当該保険年度前払保険料に対する40%相当額を、2013年1月31日(木)を支払期日としてお支払い頂きます。

2012保険年度
当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、40%及び45%のままで 変更はありません。

2) 内航船保険
2013保険年度 保険料率
内航船保険の保険料率については、「甲」、「乙」及び「丙」の現行料率を据え置きます。

3) 用船者責任保険特約
2013保険年度 保険料率
用船者責任保険特約の保険料率についてはGeneralIncreaseを行いません。

4) FD&D特約
a. 2013保険年度 保険料率
  • FD&D特約の保険料率についてはGeneral Increaseを行いません。
  • 予想追加保険料率及び精算保険料率は、前払保険料に対しそれぞれ20%及び25%と致します。

b. 過年度 追加保険料及び精算保険料
2009保険年度
当初予想していた20%の追加保険料は、ご負担を願うことなくクローズすることと致します。

2010保険年度
当該年度の保険成績は安定して推移しており、予想追加保険料率及び精算保険料率は、それぞれ20%及び25%のまま据え置くことと致します。

2011保険年度
当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、それぞれ20%及び25%のまま据え置くことと致します。

2012保険年度
当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、それぞれ20%及び25%のままで変更ありません。

5) 期限前一括払い - 割引率の変更
当該保険年度の保険料全額を期限前に一括してお支払い頂いた場合の割引率を、近時の運用利率等に鑑み、従来の2%から1%に変更致します。

2.シンガポール事務所設立手続き

シンガポールに進出または進出予定の既存組合員に対するサービスの向上と同地域での新たな契約の獲得を目的として、シンガポールに契約部門及び損害調査部門の両機能を備えた当組合事務所を設立するための具体的な手続きを開始することが決議されました。

以上


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