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2010/11/25

第10-018号 第571回理事会結果のご報告

| by:sysadmin
第10-018号
2010年11月25日
組 合 員 各 位

第571回理事会結果のご報告



2010年11月25日(木)11時45分より、東京の日本船主協会において当組合の第571回理事会が開催されましたので、下記のとおり主要な決議内容をご報告申し上げます。


【1】はじめに

外航海運市況においては徐々に景気回復傾向にあるものの先行きに不透明感があり、我が国では、円高の進行が外航組合員にとって大きな負担となっております。当組合におきましては、保険成績が徐々に改善しつつあるものの2006保険年度以降クレームが高止まりのまま推移しており、保険事業収支に大きな影響を与えるクラブ保有額8百万ドルまでの中・小型クレームの発生傾向に良化の兆しは見られず、今年度後半から次年度にかけてもこの傾向は継続するものと予想されます。

一方、内航組合員は引き続き厳しい経営環境におかれております。当組合の内航船保険では、大型船舶の座礁事故により再保険コストが大幅に上昇し、加えて、衝突・沈没事故に伴う船骸撤去費用や油濁賠償/処理費用の高騰等により保険成績は悪化傾向にあります。

この状況下、当組合理事会は、クレームの発生傾向を踏まえた上で、保険事業収支の安定化を図り、さらに第2次財務基盤安定策を継続して実行することが重要との判断に至り、以下【2】に述べるよう2011保険年度の保険料率及び過年度追加保険料・精算保険料を決定致しました。

組合員各位におかれましては、厳しい状況下ではございますが、何卒格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。なお、事務局と致しましては、現在組合員各位の日ごろの事故防止への取組みやクレーム額の減額に寄与することをめざして、各種の活動を行っており、今後もこれらを継続して参りますので、この点につきましてもご理解とご支援を賜りたく重ねてお願い申し上げます。

【2】理事会主要決定事項


1.
外航船保険


2011保険年度保険料率



(1)外航船保険の保険料率については10%のGeneral Increaseを行います。ただし、各組合員の保険成績による調整に加え、国際P&Iグループ再保険コスト(General Excess Loss Reinsurance Cost)に変動がある場合はそれに応じた調整を行います。




(2)当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、前払保険料に対しそれぞれ40%及び45%と致します。なお、追加保険料に関しては、当該年度の保険成績及び2011事業年度決算予想を踏まえて、予想追加保険料率の一部を当該保険年度終了後速やかにお支払いいただく可能性につき、予めお含み置き願うものと致します。




(3)標準免責金額を以下のとおり引き上げます。ただし、やむを得ない理由により同標準金額を下回る金額で免責を設定する組合員に対しては、割増保険料にて調整を行うことと致します。




船員に関するクレーム:一事故あたりUS$3,000(現行 US$ 500)




積荷に関するクレーム:一航海あたりUS$10,000(現行 US$5,000)




上記以外のクレーム:一事故あたりUS$5,000(現行 US$1,000)




(4)米国領海及び排他的経済水域において、持続性重質油を貨物として積み又は揚げるタンカーについては、別途「米国航海割増保険料」のお支払いをお願い致します。



過年度追加保険料及び精算保険料



(1)2007保険年度




2007保険年度は、当初予想していた30%の追加保険料を2009年1月にお支払い頂いており、これ以上のご負担を願うことなくクローズすることと致します。




(2)2008保険年度




① 現況




2008保険年度の保険成績は、今後大幅な変動はないものと見込まれます。




② 追加保険料明細




当該保険年度の前払保険料に対して、当初予想していた30%の追加保険料を2010年1月にお支払い頂いており、その際下方修正した予想追加保険料率及び精算保険料率をそれぞれ0%及び5%のままと致します。




(3)2009保険年度




① 現況




過年度と比較し、クレーム発生状況に目立った改善傾向は見られないものの、保険成績は現在までのところ概ね想定の範囲内で推移しています。




② 追加保険料明細




2007年11月の第560回理事会決議に沿って、当該保険年度の前払保険料に対して、当初予想どおり40%の追加保険料をご負担願うことと致します。これにより、予想追加保険料率及び精算保険料率をそれぞれ0%及び5%へ変更致します。




③ 支払期日




当該保険年度の前払保険料の40%相当額を、2011年1月31日(月)を支払期日としてお支払い頂きます。




(4)2010保険年度




予想追加保険料率及び精算保険料率、40%及び45%のままで変更はありません。ただし、昨年ご案内のとおり、保険成績及び2010事業年度決算予想を踏まえて、予想追加保険料率の一部を2011年3月末日までにお支払いいただく可能性がありますので、予めお含み置き下さいますようお願い申し上げます。


2.
内航船保険


2011保険年度保険料率



(1)内航船保険の保険料率については、大型事故発生による再保険コストアップ分を含め、「甲」、「乙」及び「丙」の現行料率を一律に20%引き上げます。




(2)ただし、曳船約款を締結のうえ他船の出入港等の補助作業を行う「ハーバータグ」に関しては、契約上一般の船舶より責任が軽減され、かつ良績を保っていることに鑑み、現行料率を10%(再保険コストアップ相当分)引き上げます。




(3)悪績組合員に対する保険料の割増調整率を強化致します。


3.
用船者責任保険特約


2011保険年度保険料率



用船者責任保険特約の保険料は据え置きます。


4.
FD&D特約


2011保険年度保険料率



(1)FD&D特約の保険料は据え置きます。



(2)当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、前払保険料に対してそれぞれ20%及び25%と致します。



過年度追加保険料及び精算保険料



(1)2007保険年度




当初予想していた追加保険料20%をご負担願うことなくクローズすることと致します。




(2)2008保険年度




金融危機に端を発した海運市況の低迷期と重なり、クレーム受理件数、保険金とも大幅に増加し、保険成績が悪化したため、当初予想どおり前払保険料に対して20%の追加保険料を、2011年1月31日(月)を支払期日としてご負担願うことと致します。これにより、予想追加保険料率及び精算保険料率をそれぞれ0%及び5%へ変更致します。




(3)2009保険年度




前年度に引き続き受理クレーム件数が多いため、今後の推移を見守ることとし、予想追加保険料率及び精算保険料率はそれぞれ20%及び25%のまま据え置くことと致します。




(4)2010保険年度




当該保険年度の予想追加保険料率及び精算保険料率は、それぞれ20%及び25%のままで変更はありません。

以上

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