トップ > P&I 特別回報

JPIメールマガジン

ホームページでご提供している海事関連条約、法律等の動き、国内外のトピックス、最新判例などの情報をメールマガジンとしてお届けします!

P&I 特別回報

 
P&I 特別回報 >> 記事詳細

2009/02/09

第08-014号 保険契約規定及び特別条項の改定の件

| by:sysadmin
第08-014号
2009年02月09日
組合員各位

保険契約規定及び特別条項の改定の件



保険契約規定及び特別条項の一部改定を行い、2009年2月20日より実施することと致しましたのでご報告申し上げます。それぞれの改定文言の詳細につきましては添付の新旧対照表をご参照ください。

1.保険契約規定の一部改定

第19条(船員に関する責任及び費用)第4項新設:

国際P&Iグループ(IG)の合意に基づき、罪なき船員の保護・救済策の必要性等の観点から、船主の倒産等の事情により、船員死傷クレームに関して船員又はその遺族がP&Iクラブ以外から賠償金を確保することが出来ない場合、組合は、「pay to be paid(組合員先払い後てん補)ルール」及び「保険料未収による保険契約の遡及解除」という保険契約上の抗弁を行使せず、組合員を代理して直接支払うことが出来るよう保険契約規定を改定することと致しました。

第29条(積荷に関する責任及び費用)第2項第5号改定:

通常の取引書類を用いないいわゆる電子商取引システムから生じる責任のうち、従来の書面による取引では生じないであろう責任をてん補対象外とする取扱いを定めた第29条第2項第5号の規定に関し、このほどIGでは、IGが承認した電子商取引システムの使用によって生じる責任に関してはてん補対象とする旨明記することで合意致しました。今回の改定はこのIG合意に基づくものであり、基本的に現在の電子商取引のてん補に関する取扱いを変更するものではありません。

第35条(一般除外規定)第1項第2号改定:

IGの合意に基づき、戦争危険及び原子力危険をてん補対象外とする取扱いを定めた第35条第1号第2号に関し、従来のCLC条約のブルーカード及び旅客船に関する米国FMC宛保証に加え、STOPIA協定及びバンカー条約のブルーカードに基づく責任も除外しないこととし、あわせて、これらのてん補の条件として、組合員が別途手配することができる標準的なP&I戦争危険カバーから回収可能なものは組合へ弁済することを明記致しました。

第35条(一般除外規定)第1項第10号新設:

IGでは、加盟各P&Iクラブのてん補内容の統一を図るために、重量物輸送において標準的な運送条件である「ヘビコン(BIMCO書式)」と比較して加重されている組合員の責任をてん補対象外としています。このようなIGの取扱いに合わせて、重量物運搬船により運送される積荷の損害及び撤去費用に関しては、組合が認める運送条件によって生じた責任を除いててん補されないことと致しました。

第41条(事故処理に関する組合の権限)改定:

IG加盟各クラブのルールに倣い、組合員の依頼を受けて組合が発行する保証状等に基づく保証者としての責任のうち、てん補対象にならないものがあれば組合員負担となることを明確化致しました。


2.P&I戦争危険特別条項の一部改定

保険契約規定の改定に伴い、条文番号を修正致しました。


3.バイオケミカル特別条項の一部改定

保険契約規定の改定に伴い、条文番号を修正致しました。


4.2006年小型タンカー油濁補償特別条項の一部改定(STOPIA協定関連)

保険契約規定第35条第2項第3号としてSTOPIA協定上の保証リスクが列挙・明示されたことに伴い、不要な文言を削除致しました。


5.タンカー油濁補償特別条項の一部改定(TOPIA協定関連)

TOPIA協定上、テロリスクによる損害は、組合若しくは保険市場がてん補可能な額を限度として補償することが規定されているため、不要な文言を削除致しました。


なお、2009年度版の保険契約規定の冊子は、近日中に組合員各位にお届けする予定としております。

以上



添付ファイル: Attachment(J).pdf



09:00