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2007/02/13

第06-011号 保険契約規定、特約、特別条項の改定の件

| by:sysadmin
第06-011号
2007年02月13日
組合員各位


保険契約規定、特約、特別条項の改定の件



保険契約規定、特約及び特別条項の一部改定を行い、2007年2月20日より実施することと致しましたのでご報告申し上げます。それぞれの改定文言の詳細につきましては添付の新旧対照表をご参照ください。


1.保険契約規定の一部改定
第1条(保険契約の締結)第8項:
以前より、諸外国において港湾当局が当該港への入出港船舶に対するP&I保険付保の有無の確認を保険者(船主相互保険組合)に直接求める事例があり、国際P&Iグループ(IG)において対応が検討された結果、2007年2月20日までにIG加盟全クラブが各クラブの加入船リストをウェブサイト上で一般に公開するとの申し合わせがなされました。当組合としても第8項を新設し、これに応えることと致しました。
第17条(堪航性等の確保)第5項:
老朽船や状態の悪い船舶(サブ・スタンダード船)を減らすことが海難事故及び損害発生の防止につながるとの認識に基づき業界及び国際機関の場で海難事故防止のための具体策が検討されるなか、国際P&Iグループでは、加盟各P&Iクラブが実施した船舶の状態検査(コンディション・サーベイ)の結果、状態が悪いこと等を理由として保険契約を解約又は契約申込みを拒否した場合に、この事実及び検査結果に関する情報を国際P&Iグループとして共有することとし、2007年2月20日から実施することとなりました。今般、国際P&Iグループのプール協定にAppendix XIIが追加されその取扱いが明文化されたため、堪航性等の確保について定めた保険契約規定第17条に情報開示に関する規定を新設致しました。
※なお、上記の第17条第5項の新設は、2007年2月6日開催の第558回理事会で決議され、その後に金融庁に当該改定に関する届出の手続きを行いましたことから、2007保険年度版の冊子『保険契約規定』は未修正の状態になっております。お手数ではございますが、添付別紙を冊子『保険契約規定』の10ページに貼り付けてご利用下さいますようお願い申し上げます。
また、本件は国際P&Iグループで引続き検討されておりますので、後日保険契約規定に更なる変更が必要となった場合には別途お知らせ致します。

第17条の2(西暦2000年問題への対応):
西暦2000年問題への対応として1999年に新設された第17条の2について、その後の年数の経過によってその必要性が失われたことによりこれを削除致しました。

第21条(船員及び船客以外の人に関する責任及び費用)第1項第3号:
海外同種組合の規定及び他の条項の規定に合わせた文言の整備を行いました。

※なお、上記の第21条第1項第3号は、2007年2月6日開催の第558回理事会で改定の決議が行われ、その後に金融庁に当該改定に関する届出の手続きを行いましたことから、2007保険年度版の冊子『保険契約規定』は未修正の状態になっております。お手数ではございますが、添付別紙を冊子『保険契約規定』の13ページに貼り付けてご利用下さいますようお願い申し上げます。

第29条(積荷に関する責任及び費用)第2項第4号:
海外同種組合の規定に合わせ、てん補除外すべきものを具体的に列挙して明確化をはかりました。

第35条(一般除外規定)第1項第3号:
原子力損害に関わる条文を国際P&Iグループのプール協定の文言に合わせるとともにより適切な文言と致しました。


2.運賃、滞船料等に関する紛争処理費用及び損失担保特約(FD&D)の一部改定


特約の引受け対象を広げるとともに、趣旨の明確化をはかるべく条文の整理及び文言の整備を行いました。また、免責金額に関し、事前の合意に基づき定額の免責金額も適用出来るように致しました。


3.用船者(共同契約者)責任制限条項の一部改定

国際P&Iグループのプール協定の改定に従い、油濁及び油濁以外の損害に関するそれぞれのてん補限度額を単一としたうえで金額を改定致しました。また、条項の名称を「用船者(共同契約者)責任特別条項」に改めました。


4.内航曳航特別条項の一部改定

趣旨の明確化をはかるために文言の整備を行いました。


5.出資者等特別条項の制定

船主に建造資金を融資する銀行・リース会社等のいわゆるファイナンサー等をP&I保険契約の共同契約者とする場合の特別条項として、「出資者等特別条項」を添付のとおり制定致しました。なお、当組合は本来、組合員にP&I保険を提供するための相互保険組織であるため、組合員としての資格を有しないファイナンサー等を組合員のP&I保険の共同契約者とする場合には、法令に基づき監督官庁の承認を得ることが必要とされております。ファイナンサー等を共同契約者に入れることをご希望の場合には、当組合までお問い合わせ下さいますようお願い致します。なお、本特別条項は2006年9月から制定・実施しております。


6.船客及び船員責任特別条項の制定

2007年2月20日より国際P&Iグループのプール協定に船客及び船員に関する責任について限度額が導入されることとなりました。このため「船客及び船員責任特別条項」を添付のとおり制定致しました。なお、詳細は特別回報第06−010号『「船客及び船員リスクに関するカバー限度額導入」及び「Overspill再保険カバー手配」の件』にてご案内しております。

以上


添付ファイル: attachmentNo.06-011(J).pdf

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