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2001/03/19

第00-021号 B/L(船荷証券)− 貨物引渡しの件

| by:sysadmin
第00-021号
2001年03月19日
外航組合員各位

B/L(船荷証券)− 貨物引渡しの件


          次の状況の際に取得すべき保証状の標準書式
           (A)B/L引換えなしでの貨物引渡し          (保証渡)
           (B)B/L記載地以外での貨物引渡し          (揚地変更)
           (C)B/L引換えなしでのB/L記載地以外での貨物引渡し
                                                   (保証渡兼揚地変更)

国際PIグループ・クラブでは1998年12月に、保証渡及び揚地変更の際に取得すべき保証状の標準書式を ご案内致しました(特別回報 第98-017号をご参照下さい)。このたび船主及び船主団体からのご意見に 沿って標準書式を見直し、改定することと致しました。

さらに国際PIグループでは英国銀行協会(以下「BBA」)との協議により、BBA加盟銀行が保証人に加わる 形式の別途の標準書式を合意致しました。BBAでは国際商業会議所の賛助を得て、国際商取引でのこの標準 書式の使用を奨励することとなりました。

従って3種類の標準書式に各々2つのタイプが設けられました。

・貨物引渡し要求者のみが署名する場合に使用する保証状の標準書式; 書式A(INT GROUP A):保証渡 書式B(INT GROUP B):揚地変更 書式C(INT GROUP C):保証渡兼揚地変更

・銀行が保証人として加わる場合に使用される保証状の標準書式;(上記書式A、B、Cに銀行との間で合意  した文言が追加されています。) 書式AA(INT GROUP AA):保証渡 書式BB(INT GROUP BB):揚地変更 書式CC(INT GROUP CC):保証渡兼揚地変更

新しい書式の主な特色は次のとおりです。

限度額

貨物引渡し要求者の責任には本来は限度はありません。しかし銀行が保証人として保証状に加わる場合には 銀行より限度額の設定を要求されますので、案件毎の状況を勘案し、その危険度合を考慮に入れた限度額と するよう交渉します。特に引渡し時の貨物の市場正品価格を考慮し、保証限度額は少なくとも市場正品価格 の200%とするようお勧めします。

保証期間

・書式A、AA 貨物引渡し要求者(AAの場合の銀行を含む)の責任は、船主がオリジナルB/Lの全通を回収できた時に 終了します。船主がオリジナルB/Lの全通を回収できなければ、貨物引渡し要求者の責任は終了せず 継続します。

書式 AAのもとでの銀行の責任は、船主がオリジナルB/Lの全通を回収できない場合にはとりあえず6年 間継続します。その期間は船主が要求すれば2年間延長し、さらに繰返し延長することができます。 ただし次の場合を除きます。

(1) 銀行は、保証期間の延長に同意する代わりに、保証限度額を支払うことで責任を履行し、保証を 終了させることができます。

(2) 保証期間内に船主が銀行に対し保証状に基づく支払いを要求した場合、もしくは期間内に船主に 対する訴訟が提起されたことを船主から銀行に通知した場合の銀行の責任は、船主の要求によって 支払を完了するまで、もしくはその訴訟が終了するまで継続します。銀行は要求があれば、貨物 引渡し要求者が支払に応じないために船主が支払わざるを得ない判決額又は解決額の支払に応じ ます。

・書式B、C、BB、CC オリジナルB/Lの提示による引渡しあるいはオリジナルB/L全通が回収されたとしても、B/L記載地以外 での貨物の引渡しを理由として船主に対しクレーム提起されることがあります。特に、B/L記載地以外 での貨物の引渡しに応ずるよう傭船者が荷主に要求する場合などです。このような場合の保証状の保証 期間は、クレームがこれ以上生じないことを船主が納得するまで継続させる必要があります。船主の 満足が得られない限り、書式BB及びCCのもとでの銀行の責任も、上記の書式AAの場合と同様に継続し 延長することができます。

保証の範囲

貨物引渡し要求者は、保証状の対象となっている船舶だけではなく、同一の又は関連する所有者、管理者、 支配者に所属するその他の船舶についても、その差押え解除又は回避のためのBailその他の保証の提供義務 を負います。さらには、例えば対象となっている船舶の売船を阻止する目的での船舶原簿への予告記載 (Caveat)などの船舶の使用又は運航の阻害が図られた場合に、その阻害を回避するためのBailその他の 保証の提供義務も負います。

保証状に保証人として加わっている銀行は、一般的にはそのようなBailその他の保証の提供は行ないませ ん。しかし貨物引渡し要求者がBailその他の保証の提供を行なわなかった場合には、銀行は、船主がその 保証を手配するために要した金額を、保証額を限度として船主に補償します。

タンカー

タンカーに関してより広い保証を提供するための規定が加わりました。撒積液体貨物用又はガス貨物用の ターミナル又は施設、もしくは他船、艀への引渡しは、貨物引渡し要求者が要求する引渡し相手への引渡し と見なします。

* * *

保証渡又は揚地変更によって生ずる組合員の責任は、PI保険からはてん補されませんのでご注意下さい。組 合員は受取る保証状の署名発行者の権限及び経済基盤が十分満足できるものであることを確認する必要があ ります。

保証状の標準書式は、様々な運航形態に適合するようにデザインされておりますので、必要に応じて手直し してご使用下さい。しかし銀行が保証人として加わる場合には、手直しできる範囲は限定されます。根本的 に手直しする場合は、保証銀行に前もって確認する必要があります。

最後になりますが傭船者から、傭船契約の中で保証状を受け取った上での保証渡又は揚地変更に応ずるとの 合意を要求されることがあります。傭船契約ではそのような条項には合意しないよう強くお勧めします。

以上

日本船主責任相互保険組合

書式(A):B/L提示なしでの貨物引渡しの際に取得すべき保証状の標準書式 (試訳)

[ 日付 ]

宛名:      [ 船名 ] の船主である [ 船主名 ]         [      船主の住所       ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ] で引き渡されるために [ 荷受人名又はB/L記名 人名 ] 宛に、[ 荷送人名 ]によって本船に積み込まれたものであるが、当該B/Lが未着 であり、我々 [ 引渡し要求者名 ] は、オリジナルB/Lとの引換えなしに貨物を [ B/L記載 の揚地名 ] で [ 引渡し相手名 ] に引き渡すよう貴社に要求する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って貨物を引き渡すことにより、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る責任、損失、   損害及び費用について、その性質の如何にかかわらず一切を補償するものとし、貴社らに迷惑をかけ   ない。

2.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟が提起された   場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配   するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.貴社に要求する貨物引渡しの場所が、液体撒積貨物用又はガス貨物用のターミナル又は施設、もしくは   他船、艀である場合には、そのターミナル、施設、他船、艀への引渡しは、我々が貴社に要求する引渡   し相手への貨物引渡しと見なす。

5.当該貨物のオリジナルB/Lの全通を入手次第直ちに貴社に引き渡す、もしくはオリジナルB/Lの全通が   貴社に引き渡されるよう手配する。B/Lが引き渡された時点をもって我々のこの保証状のもとでの責任   は終了する。

6.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

7.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



  サイン

書式(AA):B/L提示なしでの貨物引渡しの際に取得すべき銀行保証付き保証状の標準書式 (試訳)

                                       [ 日付 ]

宛名 :     [    船名    ]の船主である[    船主名    ]         [       船主の住所       ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ] で引き渡されるために [ 荷受人名又はB/L記名人 名 ] 宛に、[ 荷送人名 ] によって本船に積み込まれたものであるが、当該B/Lが未着 であり、我々 [ 引渡し要求者名 ] は、オリジナルB/Lとの引換えなしに貨物を [ B/L記載 の揚地名 ] で [ 引渡し相手名 ] に引き渡すよう貴社に要求する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って貨物を引き渡すことにより、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る責任、損失、   損害及び費用について、その性質の如何にかかわらず一切を補償するものとし、貴社らに迷惑をかけ   ない。

2.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟が提起された   場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配   するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.貴社に要求する貨物引渡しの場所が、液体撒積貨物用又はガス貨物用のターミナル又は施設、もしくは   他船、艀である場合には、そのターミナル、施設、他船、艀への引渡しは、我々が貴社に要求する引渡   し相手への貨物引渡しと見なす。

5.当該貨物のオリジナルB/Lの全通を入手次第直ちに貴社に引き渡す、もしくはオリジナルB/Lの全通が   貴社に引き渡されるよう手配する。B/Lが引き渡された時点をもって我々のこの保証状のもとでの責任   は終了する。

6.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

7.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



サイン

我々[ 銀行名 ]はこの保証状の保証人として加わることに同意する。ただし銀行の責任は 次のとおりとする。

1.この保証状に関して要求される特定金額の支払いに限定するものとし、別途のBailその他の保証の提供   は行なわない。

2.貴社からの要求金額がこの保証状の条件により貴社に対して支払われるべきものであり、なおかつ貨物   引渡し要求者によってまだ支払われていないことを証明する、もしくは貨物引渡し要求者がこの保証状   のもとでの貴社に対する義務を履行しないことに関して生じた貴社が受取るべき補償金に対応する金額   であることを証明する署名入り書面による要求があり次第、その金額を貴社に支払う。

  (a) その補償には、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配するその他の船舶の差押え     を回避、解除するため、もしくはこれらの船舶の運航阻害を回避するための保証を貴社が提供する     ことにより要した金額を含む。ただし第3条の金額を上限とする。

  (b) 支払われた補償金が第3条の金額に達しないときは、支払済補償金相当額を減じた金額を保証限度     額として、この保証状のもとでの銀行の責任は継続する。

3.総額 [ 金額 ] を限度とする。

4.[ 終了日(保証状発行日より6年後) ] に終了するが、その日までに銀行が下記記載住所で   受領した支払要求に関するものを除く。

5.貴社の要求により2年間の期間延長を可能とする。ただし、   (a) 銀行は、貴社より保証期間の2年間延長を要求する署名入り通知書を受領する。   (b) その通知書は現在有効な期限日までに下記記載住所で受領する。

  延長期間は現在有効な期限日から2年間とし、何らかの理由で延長を望まない場合銀行は、保証状の   もとで支払える最高限度額(又は貴社が要求するそれ以下の金額)を支払うことで責任を終了させる   ことができる。

  貴社がこの保証状に記載されたとおりに貨物を引き渡した結果として貴社に対する訴訟が提起され、   それを知らせる署名入り通知書を保証状の有効期限日以内に銀行が貴社より受領した場合には、全ての   訴訟手続が終了し、貴社が貨物引渡し要求者又はその銀行から支払を受け、この保証状のもとで生ずる   責任が全て最終的に解決したことを知らせる貴社の署名入り通知書を受領するまでは、銀行のこの保証   状のもとでの責任期間は終了しないことに同意する。

6.銀行の責任はこの保証状に適用される法律に従うものとし、銀行はこの保証状で合意された裁判管轄に   合意する。

銀行は全ての船荷証券を入手した場合には、貴社に引き渡すことに同意する。

銀行は、要求又は通知書の宛先になっている下に記載された事務所の明細に変更があった場合には、速やか に貴社に通知することに同意する。また上に記載された貴社の住所に変更があった場合には、貴社は速やか に銀行に通知することに同意する。

銀行への全ての交信及び支払要求及び通知書には、銀行保証状の参照番号 [ 番号 ] を記載 されたい。

Yours faithfully

For and on behalf of [ 銀行名 ] [ 全ての要求及び通知書の宛先となる事務所の全明細 ]



サイン

書式(B): B/L記載地以外での貨物引渡しの際に取得すべき保証状の標準書式 (試訳)

[ 日付 ]

宛名:     [    船名    ]の船主である[    船主名    ]         [      船主の住所      ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ] で引き渡されるために [ 荷受人名又はB/L記名人 名 ] 宛に、[ 荷送人名 ] によって本船に積み込まれたものではあるが、我々 [ 変更引渡し要求者名 ] は、貴社が本船に対して [ 変更引渡し地名 ] へ向かう よう指示し、少なくとも一通のオリジナルB/Lと引換えに貨物を引き渡すよう貴社に要求する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って本船を仕向け、少なくとも一通のオリジナルB/Lと引換えに貨物を引き渡すことに   より、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る責任、損失、損害及び費用について、その性質の如何に   かかわらず一切を補償するものとし、貴社らに迷惑をかけない。

2.上記どおりに本船を仕向け貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟   が提起された場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配   するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

5.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



サイン

書式(BB): B/L記載地以外での貨物引渡しの際に取得すべき銀行保証付き保証状の標準書式 (試訳)

                                       [ 日付 ]

宛名:     [    船名    ]の船主である[    船主名    ]         [      船主の住所      ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ]で引き渡されるために [ 荷受人名又はB/L記名人 名 ]宛に、[ 荷送人名 ]によって本船に積み込まれたものではあるが、我々  [ 変更引渡し要求者名 ] は、貴社が本船に対して[ 変更引渡し地名 ]へ向かうよう 指示し、少なくとも一通のオリジナルB/Lと引換えに貨物を引き渡すよう貴社に要求する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って本船を仕向け、少なくとも一通のオリジナルB/Lと引換えに貨物を引き渡すことに   より、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る責任、損失、損害及び費用について、その性質の如何に   かかわらず一切を補償するものとし、貴社らに迷惑をかけない。

2.上記どおりに本船を仕向け貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟   が提起された場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配   するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

5.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



サイン

我々[ 銀行名 ]はこの保証状の保証人として加わることに同意する。ただし銀行の責任は 次のとおりとする。

1.この保証状に関して要求される特定金額の支払いに限定するものとし、別途のBailその他の保証の提供   は行なわない。

2.貴社からの要求金額がこの保証状の条件により貴社に対して支払われるべきものであり、なおかつ貨物   引渡し要求者によってまだ支払われていないことを証明する、もしくは貨物引渡し要求者がこの保証状   のもとでの貴社に対する義務を履行しないことに関して生じた貴社が受取るべき補償金に対応する金額   であることを証明する署名入り書面による要求があり次第、その金額を貴社に支払う。

  (a) その補償には、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配するその他の船舶の差押え     を回避、解除するため、もしくはこれらの船舶の運航阻害を回避するための保証を貴社が提供する     ことにより要した金額を含む。ただし第3条の金額を上限とする。

  (b) 支払われた補償金が第3条の金額に達しないときは、支払済補償金相当額を減じた金額を保証限度     額として、この保証状のもとでの銀行の責任は継続する。

3.総額[ 金額 ]を限度とする。

4.[ 終了日(保証状発行日より6年後) ]に終了するが、その日までに銀行が下記記載住所で   受領した支払要求に関するものを除く。

5.貴社の要求により2年間の期間延長を可能とする。ただし、   (a) 銀行は、貴社より保証期間の2年間延長を要求する署名入り通知書を受領する。   (b) その通知書は現在有効な期限日までに下記記載住所で受領する。

  延長期間は現在有効な期限日から2年間とし、何らかの理由で延長を望まない場合銀行は、保証状の   もとで支払える最高限度額(又は貴社が要求するそれ以下の金額)を支払うことで責任を終了させる   ことができる。

  貴社がこの保証状に記載されたとおりに貨物を引き渡した結果として貴社に対する訴訟が提起され、   それを知らせる署名入り通知書を保証状の有効期限日以内に銀行が貴社より受領した場合には、全ての   訴訟手続が終了し、貴社が貨物引渡し要求者又はその銀行から支払を受け、この保証状のもとで生ずる   責任が全て最終的に解決したことを知らせる貴社の署名入り通知書を受領するまでは、銀行のこの保証   状のもとでの責任期間は終了しないことに同意する。

6.銀行の責任はこの保証状に適用される法律に従うものとし、銀行はこの保証状で合意された裁判管轄に   合意する。

銀行は全ての船荷証券を入手した場合には、貴社に引き渡すことに同意する。

銀行は、要求又は通知書の宛先になっている下に記載された事務所の明細に変更があった場合には、速やか に貴社に通知することに同意する。また上に記載された貴社の住所に変更があった場合には、貴社は速やか に銀行に通知することに同意する。

銀行への全ての交信及び支払要求及び通知書には、銀行保証状の参照番号[ 番号 ]を記載 されたい。

Yours faithfully

For and on behalf of [ 銀行名 ] [ 全ての要求及び通知書の宛先となる事務所の全明細 ]



サイン

書式(C): B/L提示なしでのB/L記載地以外での貨物引渡しの際に取得すべき保証状の 標準書式 (試訳)

[ 日付 ]

宛名:     [    船名    ]の船主である[    船主名    ]         [      船主の住所      ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ]で引き渡されるために[ 荷受人名又はB/L記名人 名 ]宛に、[ 荷送人名 ]によって本船に積み込まれたものではあるが、我々 [ 変更引渡し要求者名 ]は、貴社が本船に対して[ 変更引渡し地名 ]向かうよう 指示し、オリジナルB/Lとの引換えなしに貨物を [ 引渡し相手名 ] に引き渡すよう貴社に要求 する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って本船を仕向け貨物を引き渡すことにより、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る   責任、損失、損害及び費用について、その性質の如何にかかわらず一切を補償するものとし、貴社らに   迷惑をかけない。

2.上記どおりに本船を仕向け貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟   が提起された場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配    するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.貴社に要求する貨物引渡しの場所が、液体撒積貨物用又はガス貨物用のターミナル又は施設、もしくは   他船、艀である場合には、そのターミナル、施設、他船、艀への引渡しは、我々が貴社に要求する引渡   し相手への貨物引渡しと見なす。

5.当該貨物のオリジナルB/Lの全通を入手次第直ちに貴社に引き渡す、もしくはオリジナルB/Lの全通が   貴社に引き渡されるよう手配する。

6.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

7.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



サイン

書式(CC): B/L提示なしでのB/L記載地以外での貨物引渡しの際に取得すべき銀行保証付き保証状の 標準書式 (試訳)

                                       [ 日付 ]

宛名:     [    船名    ]の船主である[    船主名    ]         [      船主の住所      ]

Dear Sirs,

船名:     [ 船名              ] 航海:     [ B/L記載の積地及び揚地     ] 貨物:     [ 貨物明細            ] B/L : [ No.、日付及び発行地      ]

上記貨物は、[ B/L記載の揚地名 ]で引き渡されるために[ 荷受人名又はB/L記名人 名 ]宛に、[ 荷送人名 ]によって本船に積み込まれたものではあるが、我々 [ 変更引渡し要求者名 ]は、貴社が本船に対して[ 変更引渡し地名 ]向かうよう 指示し、オリジナルB/Lとの引換えなしに貨物を[ 引渡し相手名 ]に引き渡すよう貴社に要求 する。

この要求を貴社が受け入れるにあたり、我々は次のとおり合意する。

1.我々の要求に従って本船を仕向け貨物を引き渡すことにより、貴社、貴社の使用人及び代理人が被る   責任、損失、損害及び費用について、その性質の如何にかかわらず一切を補償するものとし、貴社らに   迷惑をかけない。

2.上記どおりに本船を仕向け貨物を引き渡したことに関し、貴社、貴社の使用人又は代理人に対して訴訟   が提起された場合には、その抗弁のために必要な十分な資金を、要求あり次第貴社らに提供する。

3.上記どおりに貨物を引き渡したことに関し、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配   するその他の船舶、財産が差押・拘留された場合、又はその恐れがある場合、もしくはそれらの船舶の   使用、運航が阻害(船舶原簿への予告記載など)された場合には、それらの船舶、財産の差押・拘留を   回避、解放するため、もしくは運航阻害を排除するために必要なBailその他の保証を要求あり次第提供   し、かつそれらが正当なものか否かにかかわらず、その差押・拘留・運航阻害、もしくはそれらの恐れ   の結果として生ずるあらゆる責任、損失、損害又は費用について、貴社に補償する。

4.貴社に要求する貨物引渡しの場所が、液体撒積貨物用又はガス貨物用のターミナル又は施設、もしくは   他船、艀である場合には、そのターミナル、施設、他船、艀への引渡しは、我々が貴社に要求する引渡   し相手への貨物引渡しと見なす。

5.当該貨物のオリジナルB/Lの全通を入手次第直ちに貴社に引き渡す、もしくはオリジナルB/Lの全通が   貴社に引き渡されるよう手配する。

6.この保証状において各人及び全ての者は個々にかつ連帯して責任を負うものとし、この保証状の当事者   か保証状のもとで責任を負う者かにかかわらず、いずれかの者に対して貴社がまず訴訟を提起すること   を条件とはしない。

7.この保証状は英国法に準拠し、英国法に従って解釈され、またこの保証状のもとで責任を負う者は、   貴社の要求により“英国の高等法院の裁判権”に同意する。

Yours faithfully,

For and on behalf of [ 貨物引渡し要求者名 ]



サイン

我々[ 銀行名 ]はこの保証状の保証人として加わることに同意する。ただし銀行の責任は 次のとおりとする。

1.この保証状に関して要求される特定金額の支払いに限定するものとし、別途のBailその他の保証の提供   は行なわない。

2.貴社からの要求金額がこの保証状の条件により貴社に対して支払われるべきものであり、なおかつ貨物   引渡し要求者によってまだ支払われていないことを証明する、もしくは貨物引渡し要求者がこの保証状   のもとでの貴社に対する義務を履行しないことに関して生じた貴社が受取るべき補償金に対応する金額   であることを証明する署名入り書面による要求があり次第、その金額を貴社に支払う。

  (a) その補償には、本船もしくは同一会社又は関連会社が所有、管理、支配するその他の船舶の差押え     を回避、解除するため、もしくはこれらの船舶の運航阻害を回避するための保証を貴社が提供する     ことにより要した金額を含む。ただし第3条の金額を上限とする。

  (b) 支払われた補償金が第3条の金額に達しないときは、支払済補償金相当額を減じた金額を保証限度     額として、この保証状のもとでの銀行の責任は継続する。

3.総額[ 金額 ]を限度とする。

4.[ 終了日(保証状発行日より6年後) ]に終了するが、その日までに銀行が下記記載住所で 受領した支払要求に関するものを除く。

5.貴社の要求により2年間の期間延長を可能とする。ただし、   (a) 銀行は、貴社より保証期間の2年間延長を要求する署名入り通知書を受領する。   (b) その通知書は現在有効な期限日までに下記記載住所で受領する。

  延長期間は現在有効な期限日から2年間とし、何らかの理由で延長を望まない場合銀行は、保証状の   もとで支払える最高限度額(又は貴社が要求するそれ以下の金額)を支払うことで責任を終了させる   ことができる。

  貴社がこの保証状に記載されたとおりに貨物を引き渡した結果として貴社に対する訴訟が提起され、   それを知らせる署名入り通知書を保証状の有効期限日以内に銀行が貴社より受領した場合には、全ての   訴訟手続が終了し、貴社が貨物引渡し要求者又はその銀行から支払を受け、この保証状のもとで生ずる   責任が全て最終的に解決したことを知らせる貴社の署名入り通知書を受領するまでは、銀行のこの保証   状のもとでの責任期間は終了しないことに同意する。

6.銀行の責任はこの保証状に適用される法律に従うものとし、銀行はこの保証状で合意された裁判管轄に   合意する。

銀行は全ての船荷証券を入手した場合には、貴社に引き渡すことに同意する。

銀行は、要求又は通知書の宛先になっている下に記載された事務所の明細に変更があった場合には、速やか に貴社に通知することに同意する。また上に記載された貴社の住所に変更があった場合には、貴社は速やか に銀行に通知することに同意する。

銀行への全ての交信及び支払要求及び通知書には、銀行保証状の参照番号[ 番号 ]を記載 されたい。

Yours faithfully

For and on behalf of [ 銀行名 ] [ 全ての要求及び通知書の宛先となる事務所の全明細 ]



サイン

09:00