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1999/11/16

第99-019号 タンカー以外の船舶(非タンク船)の米国での油濁事故対応について

| by:sysadmin
第99-019号
1999年11月16日
外航組合員各位

タンカー以外の船舶(非タンク船)の米国での
油濁事故対応について


1. 米国カリフォルニア州の非タンク船油濁法規制の実施期日について

米国カリフォルニア州の非タンク船に関する改正油濁法の定める規制の実施期日につき、当方で現在までに 得ている情報では、賠償資力証明(COFR)については1999年12月1日より、また、油濁対応計画書 (Contingency Plan)については2000年1月1日より実施される模様です。

2. 油濁防除処理機関(Oil Spill Response Organization: OSRO) − MSRC & NRC

当組合加入非タンク船の米国での油濁事故への事前対応策の一環として、また、米国における油濁防除処理 機関(Oil Spill Response Organization: OSRO)の指名/利用につき組合員各位の利便性を図るため、 今般当組合は全米水域において油濁防除対応が可能な2つの油濁防除処理機関{Marine Spill Response Organization (MSRC:非営利団体)及びNational Response Corporation (NRC:営利業者)}との間で 包括的利用契約を締結いたしました。この契約の骨子は、(1)全米水域で油濁事故発生時に防除処理サー ビスを優先的に受けることができること、(2)カリフォルニア州改正油濁法の下で要求される本船油濁 対応計画書(今後他州で同種対応計画書の作成が必要になった場合を含む)の中に指定油濁防除機関 (OSRO)として両機関の名前を記載することができることの2点です。

非タンク船が米国で油濁事故を起した場合船主側の対応の遅れから米国沿岸警備隊(USCG)主導で過剰な 防除措置が取られ、結果として処理費用が高騰することが懸念されます。今回の包括的サービス利用契約 締結の効果として、これらOSROを利用し、早期の油濁処理対応を本船側主導で行うことが可能となり、油濁 処理の費用軽減を図ることが期待されます。上記OSROは会員制組織ですが、包括的利用契約を締結したP&I クラブのメンバーは個別に加入手続を取らずに、油濁事故発生の際にその油濁処理資材の利用とサービスを 会員料金にて受けることができます。

今回の包括契約に伴う年会費につきましては、当組合が負担します。従って組合員には上記(1)及び (2)のサービスを利用する資格を得るための費用は発生しません。ただし、実際の油濁事故に際し、これ らOSROの油濁処理サービスを利用した場合の費用は組合員の負担となり組合のてん補対象となります。

上記両OSROに対し、サービスを利用する船舶を事前に通知する必要がありますので、当組合加入非タンク船 を所有する組合員で、上記のMSRC及びNRCのサービスを受けることを希望される組合員は、添付の用紙に ご記入の上当組合契約窓口へご返送(Faxでもかまいません)願います。

カリフォルニア州の油濁対応計画書の作成をECM/Hudsonへ依頼された組合員及び今後依頼される組合員は、 その対応計画書に上記OSROが指定油濁防除処理機関として記載されますので、添付用紙を必ずご記入 の上返送願います。また、自社で直接又はECM/Hudson以外の団体を通じ同州の油濁対応計画書を 作成される組合員もMSRCまたはNRCを油濁防除処理機関(OSRO)として利用でき、油濁対応計画書にその旨 記載できますので、両OSROの利用を希望される場合は添付用紙をご記入の上返送願います。

上記契約は1999年11月1日より有効となっておりますので、11月末日までにご返送いただきますようお願い 致します。なお、今後新たに米国OSROサービスの利用を希望される船舶については、都度その旨を組合に お知らせ願います。


以上

添付ファイル:99-019.doc





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